はぶてる

広島の方言に、「はぶてる」という言葉があります。

すねる、とか機嫌が悪くな、るとかニュアンス的にはそんな感じですけど、自分が悪いとわかっているけどでも認めたくないというか、

ちょっと子どもっぽいしぐさというか態度のひとつです。態度には出したいけどもろに出すのは良くないとわかりつつ、反論することが出来なくて、怒ったようなそぶりを見せる、というような・・・・・
う~ん・・・なんとも説明に苦しむのですが「はぶてる」は広島人なら、あ~わかるわかる、っていう独特の表現言葉です。子どもによくあることですが、時に大人もそうなってたりして

「あの人、注意したらすぐはぶてるよね」、なんて言い方をされちゃったりもします。まだまだ子どもだね、というようなプラスではなくどちらかというとマイナスなイメージ。

で、長男君がまさに今夜はぶてましてね、いつも家ではそんなにペラペラしゃべりませんけど、行ってきますと、おやすみなさい、だけは一応ちゃんと言って部屋を出ていくのですが

今夜はおやすみなさいもいわずに、寝てしまいました。

ま、彼にも言い分があるのも判るし、でも彼も母の言い分も判っていると思います。

「時間がない」と言う度に、「時間は自分で作るもの」と言い返すのですが、子どもに言いながら、じぶんはどうなんだ?と反省もしつつ・・・・・

さぁ、明日の朝はどんなふうでしょうか。久しぶりの彼のはぶてた姿に、小学生のころの彼を思い出したりしながら、とはいっても大きくなったもんだ、と改めて。

気まずい空気の中を、まだまだ素っ裸が平気な風呂上がりの末っ子ちゃんが、しれ~っと通り過ぎていくのがこれまた変におかしくて、笑いそうになるのをこらえつつ、やっと帰ってきた長女が何々?なんかあった!?と興味津々にキョロキョロするのもおかしくて

彼だけ完全に不幸度マックスの夜でした。







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