お風呂
知り合いが、山村、というとなんだか大袈裟ですが、街中から山の方へ引っ越して新たなセカンドライフをスタートさせたんですけど 先日、お風呂は薪で炊いている、という話を聞き、どの手順が良いとか、どう薪を置くと持ちが良いとか、最初の着火にはこの葉が効果的とか やっと少しずつ慣れてきたけど、炉の掃除や手入れなど、なんだかんだで1時間とか余裕でかかるらしく 更に、今は薪があるけれど、いずれこれが尽きたら木を伐り出しに行くか、道の駅で買うかになる、なんて話で、え~~~!!ってみんなで叫んでたんですが 私も幼少期、五右衛門風呂だったので、うちは、大量の紙のごみや落ち葉があったのでそれらを押し込んでは、炬口の前に段ボール敷いておじんじょして あ、ちなみに私たちの地方は正座のことを『おじんじょ』といいます。可愛いでしょ。 メラメラ燃える炎をおもしろ~~って、眺めたり、灰を掻きだしたり、テレビドラマみたいに、湯加減どうですか~?って叫んでみたり、結構好きなお手伝いの一つでした。 今はどの家も内風呂になり、内風呂って言葉も今の平成、令和の方々は聞き慣れない言葉でしょうね^^; シャワーなんかメチャ進化して、すごい競争になってホテルとかで水圧がちょっと低いとか、穴が細くて勢いいいけど強くて痛いとか なんだかなぁ、なんてシャワーによって文句言ったりしていますが、慣れって怖いですよね。 無くて当たり前から、あって当たり前になって、もっと、もっと、と上を望んじゃいます。 石川県のアチコチで、お湯がたっぷりの湯舟は勿論、シャワーも浴びることのできない方々がたくさんいらっしゃいます。 ひねれば出てくる水やお湯は、当たり前ではないことにあらためて感謝して、ゆっくりお湯に浸かりたいと思います。