プロの仕事
コロナの位置づけが5類になって、様々な行動制限が緩和され冠婚葬祭も少しずつ集まる人数も増えているようですが
久しぶりにお通夜に参列した際に、受付で「満中陰のお返しも一緒にお渡ししております」と渡していただきまして
ほ~、今やそういうことなんだ、ととりあえずは受け取って、そうか送料もかからないし、名簿を作って、この方にはこの額のモノ、こちらへはこの額で
で、この方は誰の関係?どういう関係??って親戚やお手伝いくださったとか、関係ありそうな方に名簿をグルグル回覧することも要らないし、
フムフム手間が省けるなぁ、と感心しつつ
ん?でもさ、四十九日が過ぎて、正直こちらも少し忘れかけている頃にお返しが届いて、あぁそうだったな、無事ご供養も一区切りね、って
ご遺族のことや、何より亡くなられたご本人のことを思い出すきっかけが、無くなっちゃわない??
遠方だったり、都合がつかなくてお香典を預かっていく場合もあるけど、その人には預かった人がその任務を負うことになる、ってこと?
とかいう疑問もムクムクと。
それぞれの意味や意義、と手間暇の部分と、何が正解とかでは無いけれど、きっとその提案は葬儀社さんがされていると思うので
そこの説明や、メリットデメリットをちゃんと喪家の方に伝えてからの、どちらにされますか?だったのかなぁ、と。
最近は皆さんそうされますよ、で終わってないよなぁ、と余計な心配をしてしまっております。
色んなことでいっぱいいっぱいの喪家の方々にとって、「最近は皆さんそうされますよ」はもう誘導尋問みたいなもんです。
って、その葬儀社さんがそう言われたかどうか、聞いたわけではないので、ちゃんと説明されてたら大変失礼いたしました、m(__)m ですけど
葬儀に限らず、何かを決める時って、どんなシーンでも「皆さんはどうされますか?」「一般的にはどうですか?」って説明するほうも尋ねるほうも言いがちです。
その方にとって『一番大切にしたい事』、を置き去りにしない、分かりやすい選択肢を用意して差し上げるのがプロの仕事かと。
勿論、私達の仕事でも、ですね。
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