投稿

11月, 2005の投稿を表示しています

第100号

つら・つら・とを書き始めて、今日で100号目を公開するにいたりました! もともと文章を書くことは大好き、まではいかないまでも、好きなほうではありました。 が、昔からアレコレとだらだら長~い文章を書く人でした。 というのも小学1年か2年生のとき、忘れもしません「ふたごの機関車」という本を読んで、作文用紙8枚分の感想文を書いたんです。 そしたらば、とても誉められたものですから、以来たくさん書けば誉められる、といったような錯覚に囚われてしまったのです。 なので、このブログを書くに当たって、手短にキュッとまとまった文を心がけるようにアドバイスされたのですが、なかなか書き始めるとついあれもこれも・・・ 夜、何度も主人に「まだ書きょうるんか!?」 と覗き込まれたものです。 でも、「ご苦労さん」と時にはねぎらってもらいながらここまできました。 それから、時々訪問くださる皆様の温かいコメントに、どれだけ励まされたことか!! 日本の、いえ世界のどこかで、私のこの日々の思いをつづった拙い文章を読んでくださる人がいると思うと、うれしさと共に緊張感も伴います。 けれどもそこから繋がる不思議な連帯感といいますか、何か共同体のような、同志のような、そんなものを感じるのです。 これからも、つら・つら・とその時々の思いを綴っていきながら、自分の足跡が残っていく。 そのうちに、いつかそれが一本の道に繋がっていくといいなぁ・・・・ と、想いを新たにする、第100号でした。

週末は

この週末は、可愛い子どものためにまたもや西へ東へ大忙し。 娘のピアノのコンクールですが、予選から何とか本選に進み、めでたく本大会まで残りました。 ちょっと今回はイケるかも!? と淡い期待も持ちながら本大会へと臨みましたが、娘の前の子があれまぁ、1オクターブ間違えて弾いちゃったんです。 そういう空気は広がるもので、娘も間違えたことのないようなところで!!! でも感心なことに、左手は止まることなく何とか繋げてその場はクリアしました。 私の心臓はもうバクバクしっぱなし。本人も舞い上がったと思いきや、間違えちゃったへへへ、と笑いながら戻ってきました。 そこで悔し涙を流すぐらいになれば・・・ イエイエ、今はこのくらいでいいんだわ、と自分に言い聞かせました。 ま、初めてのソナチネを1ヶ月半そこそこで全楽章弾ききったのですから、よくがんばったとしなくては。 結局、名前を呼ばれることはありませんでしたが、人前で一人で弾くというまたとない経験は絶対に何かに繋がると思っています。 さて日曜日は小学校の学習発表会。 長男坊は相変わらず指先までピシっと伸びて、頭を揺らすこともなく呼びかけや、合唱をがんばっておりました。 長女は練習のときは笑顔がいいと誉められたそうですが、今日はちょっと固めでした。連日でお疲れかな。 終了後、普段は仕事があるのでうちに友達を呼ぶことができません。そこで長男坊の友達を初めて我が家に招待しました。 男の子って、ホント会話が幼稚というか、脈絡がないというか、成り立っていないようで成り立っていて??な存在ですね。 一応初めての事ですし、いろんな事件もあるので公園にも付き添い、おやつを食べ歩くのを制止し、帰りたがらないのを説得しながら家まで送りました。 はぁ~、このあと、末っ子のクリスマス会のウサギの帽子作りも待ってます。 型を取って裁断までで、ギブアップ。 でした。

会社訪問その2

今日は広島県のお隣、岡山県倉敷市にあります「ふるーるにしあちホール」さまへお邪魔してきました。 こちらで対応してくださったのも、やはり女性の方。 カタログだけでなくパンフレットもよく見てくださっているそうで、対談がとてもためになるし興味がありますとお話してくださいました。 今回のパンフレットのAZさんのお話が興味深く、すぐにホームページにアクセスして曲を聞かれたとか。 即、社長さんにも聴いてもらってすぐにメールで申し込んだんですよ、ということでした。 こうやって、私たちが発信したものが日本のあちこちに広がり、また、ただ広がるだけでなく繋がっていっていることを実感することが出来て、ますますやる気モードに! 新商品のサンプルも見ていただきながら、またまたこちらでも色々なヒントを頂きました。 女性はやはり着るもの、身に付けるものにはこだわりもあるし、色々と見比べてみたいものですよね。 そして、「見られている」という意識も高いですから、ポケットに手を入れる時の仕草についても細かい指摘を頂きました。 前回の田辺葬祭様も、ふるーるにしあちホール様も、どちらかというと自宅葬もまだ多い、のどかな風景の残る場所にあります。 けれどどちらの会社からも、これから葬儀の世界が大きく変わっていくであろうことを感じながら、問題意識を持って取り組んでいかなければ、という姿勢をひしひしと感じました。 でもこの世界はまだまだ閉ざされている部分が多く、情報も少なく繋がりもあまりないようです。 私たちリフィンは、制服だけでなくもっと違った方面からもお役に立てることがあるのでは、という思いを強くした今日の会社訪問その2でした。 黒田さま、今日は本当にありがとうございました!

展示会

大阪にあるユニチカで生地の展示会がありました。 ユニチカさんでは数年程前から様々な機能素材の強化を進めています。 その一環の一つとして環境に配慮したエコロジー素材を開発していらっしゃいます。 ペットボトルの再利用と行ったものも数年前まで流行っていましたが、所詮ペットボトルはプラスッチクです。 しかも飲料水メーカーが作って残したものを、なぜアパレルが引き取ってまで再利用し、着心地の悪いものをわざわざ作らなければならないのか・・・ リミットでは当初からペットボトル素材をエコ素材とは考えず、採用してきませんでした。 今開発が進んでいるのはトウモロコシなどの再生可能な資源で合成されたものです。 これは土の中で分解され自然に戻すことが出来ますし、焼却しても燃料が約3分の1ですむとか。 と、ユニチカさんのアピールをするわけではありません。 でもこうやって、日々色々な方面や分野で、よりよい方向を求めて研究が重ねられているわけです。 例え少しずつであっても、前に進める努力を続けていかなければ、こんなに速いスピードで変化しつづける現代ではあっという間に取り残されてしまう危機感を感じずにはいられません。 新しく生まれ変わった心斎橋そごうを眺めながら、いろいろな思いを巡らせた大阪での夕暮れでした。

お弁当

「私は将来専業主婦になろ~っと!」 昨夜お風呂の中で娘が急に言い出しました。 「あら、出張とかあって、結構楽しいわよ。」 「でもさ、夜中に帰ってきてさ、次の朝早くにはさ、もうお弁当作らんといけんじゃん!」 「そうねぇ・・・・」 確かにそうなんです。でもどうして朝起きてお弁当が作れるんでしょう。 義務と言えば義務ですが、それだけではない、なんなのでしょう。 うちの子が通う幼稚園は送迎バスもない給食もない,少々時代遅れといえば時代遅れな幼稚園です。 でも私は、そのこだわって変えない部分が好きで、ここに通わせています。 お弁当を作らなくてよいのなら、確かにもう2、30分ゆっくり寝られます。 でも自分の睡眠の30分を子どものお弁当ために使うことは、やはり子どもにとっての喜びになるわけで、自分にとってもマイナスになるとはどうしても思えません。 実際3年生の長女はすでに、早く起きて作ってくれているんだ、ということを感じ取ってくれているわけです。 そんな子が将来親を悲しませるような育ち方をするとは思えないのですが・・・ 甘いですか!? 誰かのために自分の時間や力を使えるということは、やはり尊いことだと思うのです。 そんなことを改めていつも思っているわけではありませんし、あぁお弁当作らなきゃ、と目をこすりながら起きているわけで、余り威張れたものではないのですけど。 誰に言ってもらったのか忘れましたけど 「自分がしてきたもらったように、自分の子にもしていけばいいんですよ。」 母が亡くなっているからこそ、今懸命に母を思い出しながら模索している、そんな私の子育てです。

研修会

東京都庁の筋向いに文化学園がありまして、そこの20階で研修会がありました。 「すごい!」 新宿のど真ん中、20階から見る景色に思わず声に出してしまいました。 こんな場所で勉強している文化学園の生徒たちは、やはり最新の情報を持ちながら、より新しい感性のものを作り出していくのでしょうね。 研修会には100名ぐらい、パターンナーさんをはじめ、学生やデザイナー、縫製の現場の人など10代から70代まで幅広い年齢層の方が来ていらっしゃいました。 ここに集まっている人たちは、やはり何らかの問題を抱えているわけです。 でも、言い換えれば問題意識を持ちそれを何とか改善し、よりよくしようとしている、非常に熱心でまじめな人たちなのです。 私たちも縫製のレベルアップを如何に図ってゆくか、また、より新しくよりよい情報を収集するため、そして新しい人とのつながりを求めて行って来ました。 この研修の主催者である日本モデリスト協会の素晴らしい所は、あらゆる立場や方面の方が垣根を越えて、自分自身の損得や利害関係を別にして、アパレル全体の発展を目指している所です。 というのも、やはり中国をはじめ世界に流出していく日本の技術やノウハウ。 それらに対する危機感や危惧する声に対して何とかしなくては、と立ち上がった方々の輪が広がっていっているようです。 それとはまた別ですが、どんなに有名なメーカーでも自社工場ではなく、縫製は外注であったり、自社工場があっても遠く離れた場所であるのがほとんどのようです。 ですからコミュニケーション不足によるトラブルや、現場との言い分の食い違いなどが発生するようです。 その点うちには車で30分ほど離れてはいますが、自社工場があり、裁断も縫製も検品も全て出来ます。 もちろんまだまだ勉強し、研鑚を重ね努力、改善すべき点はたくさんありますが恵まれた環境であることを再認識しました。 なんだか出張報告書のようなお堅い話になりましたが、大いに刺激を受けて充実した一日でした!

会社訪問

日本全国でリフィンを着てくださっていらっしゃいますが、その中で最も多い購入件数の県はダントツで東京です。 なんといっても人口も多い日本の首都です。 当然といえば当然ですが、東京で認めていただいているということはやはり喜ばしいことです。 次に多いのは兵庫県。大阪府と続きます。 うちには営業マンは一人もいません。カタログとホームページだけです。 ですから皆様に同じ条件で取引をさせていただくことが可能なのかもしれません。 全国どこであっても、どなたであっても一人一人同じ大切なお客様。 でもやはり誰にも郷土愛といいますか、地元を大切にしたい気持ちというものがあると思います。 今日は地元福山にあります田辺葬祭様の所にお邪魔させていただきました。 昨年ホールを新しくされた時からリフィンのグレーのジャケットとベスト、スカートを着用してくださっています。 新しくて大きな建物ですが、女性は3人で切り盛りしていらっしゃいました。 掃除や管理もご自分たちでされているということでしたし、市内でも少し奥の方ですので自宅葬もまだまだあるようで、靴も服もいろんな種類が必要なんです、と話してくださいました。 葬儀だけでなく営業活動といったものも避けては通れない仕事のお一つのようです。 もったいなくて!?詳しくはここでは話せませんが商品のヒントになるお話をたくさん頂くことが出来ましたよ! 葬儀に対して真摯な姿で、自分の考えをきちんと持たれて、それを貫きたいと努力されている方が地元の身近な所にいらっしゃることがわかって、嬉しくまた、心強く感じました。 そんな方を色々な方面から応援できるよう、ますます頑張らなくてはと気合を頂いた会社訪問でした。 フレッシュな田辺さま、信頼感溢れる高田さま、本日はありがとうございました。 またお邪魔させてください。

効能

「いいのが出来たんですよ、ちょっと寄ってもいいですか」 と持ってきてくださったさったのは、遠赤外線放射率の高いセラミックスを0.3ミクロンに粉砕し練りこんだ光電子繊維と 軽量でソフトなハイロフト撥水中綿を組み合わせた、最先端のハイテク保温素材で作られた、肩パットとひざ掛けでした。 遠赤外線効果というのは、温かくなる、発熱するというのではなく、保温持続性がとても高く、寒い屋外に出ても温度差が少なく感じられるとか。 この素材は更に水分の発散を促すため、速乾性にも優れ、衣服内が蒸れたりせず、快適な状態に保たれるそうです。 ふぅ、難しい言葉を並べました。 最近は次々と高機能新素材が登場します。 特にスポーツ用品店や下着売り場に行くといろいろな機能をうたったものがありますよね。 でもこのそれぞれの効能を表記する時に、様々な制限があるのです。 リフィンで冬に出したあったかベストやケープに使用しているエクスライブという生地も本当に暖かいのです。 汗などの水分を熱に変えるという優れものです。生地を握ってみても、確かにすぐあったかく感じてくるのです。 でも、だからといってぐんぐん熱くなるとか、すぐにあったかとか、そういったニュアンスの表現はしてはいけないのだそうです。 ですからコピーライターの方にすぐに、という言葉を外してくださいとか違った言い回しでしてくださいと、ぎりぎりになってあれこれお願いしたものです。 今回の光電子にしても、遠赤外線効果があるといって、肩こりにどうとか、血流がどうだとかそういうことを出すことは出来ず、あくまでも保温持続性という点を表現するにとどめなくてはいけないそうです。 効能があれこれ書いてあるとそんな気がしてくるのは確か。 でもそう書いてあってもどこかで、そうでもないんだろうな、と思っているのも確か。 化粧品で効果があると実感したことがある人は2.4% ある程度はあると思った人は71.4%だそうです。 そんなものなんですよね。

なかなか・・・

「プール行かん!」 またまた始まってしまいました。 あの夏の騒動から気は重そうでしたが何とか通うようになり、秋頃には 「行ってきまーす!」 と出かけるようになっていたので、よしよし一山越えて大きくなった! と思っていたのですが今日も「行かん、行きたくない」 またまた待ち状態。「8の針までにどうするか自分で決めてね。」 と言い残して台所に立っておりますと「途中まで行く」 と手ぶらで出かけようとするので 「せっかく勇気を出したんだから、もし途中まで行ってみてやっぱり行こうと思ったら道具がないと困るんじゃない?」とそこへ 「兄ちゃん、根性見せ!」 と言ったのは末っ子坊主。 それから「男の根性見せてやれ~」とお気に入りのタイガーマスクの主題歌を口ずさみながら通り過ぎてゆきました。 あぁ、兄ちゃんのプライドが・・・と思いましたがそれが良かったのかどうか、リュックを背負って出かけていきました。 一人で行くというので、ついて行きませんでしたが、結局途中ではなく受付まで行って、それから帰ってきたようです。 後からこっそりと、と思っているうちに帰ってきました。 家を出てプールに向ったのですから、よしとしなくちゃいけないのでしょうが、 はぁ、なかなかすんなりとはいかないものですね。 おねしょも治った治った、と思っていたら先日一回だけですが、してしまっていたし・・・ まだまだ一年生、と心で唱えては私自身を落ち着かせてはみるのですが、つい多くを求めてしまっているんでしょうね。 母の反省の日々はこれからも続く・・・・です。

新カタログ検討会その後

新商品のサンプルがズラリと勢ぞろいしました。 まだ改良、改善の余地は色々とありますが、大体の大筋はなかなかいい具合に出来てきています! 午後からはコピーライターさんをはじめ、大日本印刷の方々との細かい打ち合わせでしたが、途中からは一女性に戻って、こっちがいいわ、あなたはこっちのほうが・・・ と試着大会。 オーダーメイド第1号、2号様が予約して!?帰られました。 男性陣は遠巻きでした。圧倒されていたのかもしれません。 同じ型でも、生地によって見た目はもちろん、着心地まで違ってくるのを実感されていたようでした。 後はもう少し動きやすさを出しつつも、見た目のよさをどこまで崩さないでいられるか、パターンナーさんの腕の見せ所。 そして、皆様からの要望が高い、ストレッチ生地を使うことが出来るか。これは帝人さんの返事待ち。 パンツももう少し決め込みが必要です。 ブラウスはいい感じですよ。しかもアイロンがけがほとんど必要ない生地ですし!仕事着としてだけでなく一枚あると絶対重宝するはずです! いずれにしても11月も半分過ぎてしまいました。 急ピッチで頑張ります!

紅葉

世羅郡甲山町にある、今高野山という所へ紅葉を見に行ってきました。 本当のメインはそこの甲山温泉にある酵素風呂。 その前に軽く散策をと、坂道を登っていくと鮮やかな紅葉が目に飛び込んできました。 実はそんなに期待していたわけではない場所でしたが、澄んだ空気の中に広がる秋の景色は、見事に私たちの期待を裏切ってくれました。 中でも一番感動したのは、鎮魂碑が建てられた一角の空間。 鎮魂碑の後ろには、まっすぐに伸びた杉の木が高く何本もそびえたち、碑と杉の木の間に、一本だけまだ紅葉しきっていない、もみじの木。 そのもみじの枝ぶりと色合いとが、またなんともいえない風情をかもし出しておりました。 凛として、より一層清らかで、そして厳かな空気に一瞬圧倒されました。 この甲山の地から130名余りの方が当時の満州国に渡られ、敗戦により90名の方々は日本の地に戻ることなく、異国の土の下で眠っていらっしゃるということでした。 それから古城山まで、がんばって登りました。 結構急な勾配が続き、筋肉痛間違いなし!という感じでしたが、やっぱり頂上まで来ると気分は最高! 子どもを喜ばせるには、遊園地だのアミューズメント施設だの、実はついでに親も楽しめるアウトレットモールといった商業施設などありますが、やはりこういう身近な地元の自然や歴史に肌で触れるということが、大切なように思いました。 かくいう私たちも親がお風呂に入りたくてきたわけですが・・・・ 残念ながら子ども連れは私たち以外2組ほど。 ほとんどが年配の方でした。 はじめは寒い寒いと震えていた子どもたち、途中からは暑い暑いと一枚脱いで、夢中で落ち葉拾い。 一汗かいたところでいざ酵素風呂! は残念ながら要予約で入れませんでした。 ちゃん、ちゃん!!

洗濯文化

リフィンを着てくださってから、一年経過したお客様のアンケートの返信をいただいてみて、お手入れ方法などを伝えられたら、もっときれいに長く着ていただけるのでは、と考えまして・・・ 今日はユニチカの担当の方がこられたので、生地を扱う、より専門的な立場から色々と教えていただけたら、と相談しました。 「今は洗剤の種類も増えましたし、洗濯の仕方も結構それぞれ違いますよね。洗濯絵表示は一応皆さん見ていらっしゃるんでしょうけど・・・。」 と話をしていましたら 「そうですね、イヤー、うちの母親は忙しかったせいもあるんでしょうが、色物を分けて洗うとか、Gパンを裏返して陰干しするとか、そういった洗濯文化の家じゃなかったですからねぇ」 と笑いながら話されました。 「嫁さんを自慢するわけではないですけど、結婚して初めて色物を分けるとか、陰干しをするとか塩素系漂白剤と酵素系のものがあるとか、そういう文化を知りましたよ。」 とやっぱりちょっと自慢そうに教えてくださいました。 「そうか、だから僕のGパンはすぐにまっしろけーになってたんだと、今更わかったんですよ、ハハハ!」 そうですよね、洗濯文化!?はその家庭によってさまざま。 干し方にしても、その家、その人のカラーがありますよね。 私自身はA型ですが、絶対O型じゃないかと自分でも思うくらい結構大雑把ですが、洗濯物を干すときだけはこの位置にはこれ、間隔はこのくらい、この服にはこのハンガー、なんていうマイルールがあります。 でも洗濯は結構何でもぐるぐる回してしまいます。 大きな声では言えませんが、ネットは使いますけど、普段着はポイポイっといれるだけ。きちんときれいに畳んでは、それなり物ぐらい、かな。 回したらどうせぐっちゃになるんだし・・・・ という意識ですが、これから新しいコーナーを設けるにあたって色々調べたり聞いたりしていくうちに、その意識は大きく変わりそうな気がします。 わかっていそうで意外とあやふやな部分が、突き詰めていくと、たくさん出てきそうです。 まずは私自身が専門的な部分も含めてしっかりと勉強して、しっかり噛み砕いた、わかりやすいコーナーを公開したいと思います。 今しばらくお待ちくださいませ!

おねしょ

我が家の長男坊、小学校が始まってからしばらくおねしょが続きました。 5月の連休明けたころに 「なんか幼稚園より簡単!」 と言った時からおねしょをしなくなりました。 緊張していたのね、と一安心していましたが夏ごろからまた再発。 布団を濡らすわけではないのです。パンツが湿る程度なので、周りにばれてしまうようなおねしょではないのですが週の3回ぐらいは朝ごそごそとパンツを履き替えていました。 先日潔癖症の女の子のことをテレビで取り上げていたとき、ハタと思い当たることがありました。 その女の子は母親が妹のほうばかり可愛がると感じていて、母親とのコミュニケーションがうまく幼児期にとることができなかったことが原因ではないかとありました。 可愛そうに・・・と最初は単純に感じたのですが、でも母親はきっとその女の子が妹の齢のころには、きっと妹を可愛がるようにその女の子のことも可愛がっていたはずなのです。 どうしても小さいほうが手がかかるわけですし、実際小さいということはそれだけで可愛い対象になるので、上の子から見ればどうしても下ばかり可愛がっているように見えてしまうでしょう。 頭ではわかっていてもやはり、親に甘えたいのはいくつになっても同じです。 その時、では私自身どうなのかと考えると、やはり末っ子のほうに目がいくし、手をかけています。 お兄ちゃんなんだから、という言葉は私自身禁句にしてきたつもりです。 長男が今ぐらいのときはやはり膝にも乗せていたし、お風呂もいつも一緒でしたし、ご飯を口に運んだりもしていました。それはそれは可愛かった! でも、きっとそれでも今の彼にとっては、弟のほうが可愛がられているし、宿題もないし遊んでいればいいだけの、うらやましい対象に違いないのです。 思えば、夏ごろからくっついて寝ていると暑いし、もうあなたも大きくなったし一枚布団あげるからそこで寝なさいと、同じ部屋ではあるけれど別の布団で寝始めたのです。 先週「母さんの隣で寝る?」と聞くと「うん」 またまたダブルの布団に私と長男と末っ子とくっつきもっつきで寝始めました。 今まで末っ子側に向けていた体も、意識して長男坊側に向けて、長男坊の頭からよしよしとなでてから、いつもの合言葉。 「いい夢見てね」 それ以来一週間、今のところおねしょをしていません。 あぁ、私のせいだったのだなぁと、とてもとても反省。 ごめんね。

景観

我社の自慢の一つに会社から見える景観があります。 市役所の向かい日本生命ビルの7階に本社がありますが、大きな窓から福山城とその周りの緑の木々たちを見ることが出来ます。 初めてこられた方は大抵の方が、よい眺めですねぇ、と目を細められます。 パソコンに向かい合ったり、資料を見たりで、四六時中目に入ってくるわけではありません。 でもふとした時に目に入ってくるこの景色にはホッとするものがあります。 しかもお城というものには力強さといいますか、何かパワーのようなものを感じ、元気ももらっているように思います。 その自慢の景観が今変わっていっているのです。 マンションです。 完売御礼の大きな幕と共に日に日に高くなっていくマンション。 間もなくお城は私たちの目の前から姿を消してしまうでしょう。 マンション建設に伴う景観や日照問題など、かつてはよく耳にしていましたが、今はマンションの恩恵にあずかっている人が増えたせいなのでしょうか、以前ほどうるさく言わなくなったように思うのですが・・・・ 私の実家の方でもにょっきにょっきと帰省するたびマンションが建っていっています。 かつては180度パノラマで見えていた花火が見えにくくなってしまいました。 かくいう自分たちもマンションに住んでいるわけですが、どうなんでしょうね。 雨が地面に吸い込まれていく様子も、葉っぱが木枯らしで舞う姿も知らないで過ごす日常。 来春には洗濯を干す人と目が合ったりしてしまうのかしら・・・・・

お手入れ その2

リフィンをご購入いただいて1年経過後のアンケートのお返事を、あれからまた少しずつ返して頂いております。 それらを読んでいて、もっとお手入れの方法や洗濯に関するアドバイスができたならば、よりきれいに着ていただけるのではと感じました。 そのために、ホームページで新しいコーナーが設けられたらと、準備に取りかかり、その一つとして市内にあります県の工業試験場に行って、繊維に関する試験やデーターを収集している方にお会いしました。 例えばそこの部署では、ある生地に紫外線を10時間当てたらどうなる、20時間ではどうなる、だとか、何度の湯でどんな洗剤を使ったらどうなるとか、まあ色々な検査をしてくださるわけです。 よかったらと、生地の色々な検査方法によるデータ収集の難しげな本も貸していただきました。 でも検査はあくまでも検査で、10×10センチほどの生地で、規定の条件に沿って行われるものなのです。 ですから一枚の平面の生地が立体になり、裏地がつき、ボタンやファスナーがつき、実際に様々な人が様々な条件の中でそれらを着て、これまた様々な条件の洗濯方法を取られるとどうなるかは、検査とはまた違った別ものになります。 検査をしデータを採るということはとても大切な行程の一つです。 こういうことが起こりうる、という予測がつけることが出来るわけですから対処方法を考える目安の一つにもなります。 ではそこから、商品の形になってお客様に届いた時、何をどう伝え、どうアフターフォローをして差し上げることが出来るのか・・・・ まだまだ???の不透明部分が多いのですが、あれこれ本を読んだり情報を集めて少しずつクリアにしていきたいと思います。 よりきれいに着て頂くために、私たちが出来ること。 お手入れもお直しも含めて、課題はたくさん待っています・・・

神経衰弱

昨日はあいにくの雨。 最近我家でブームの野球は出来ないので、カルタをしたり、トランプをしたり。 冬休み前になると、必ず幼稚園からカルタをいっぱいして下さい。とお話があります。 一人っ子も多い現代では、カルタをしようにもトランプをしようにも、夜遅いお父さんはあてに出来ないし、母親とマンツーマン、そんな現状のようです。 マンツーマンのババ抜きほど、つまらないものはありませんよね。 冬休み、家族や親戚が集まった時に、しっかりとそういうゲームを経験させてあげて下さい、というわけです。 幸い我家は例え主人が遅くても、私が忙しくしていても、兄弟三人いれば何でも出来ます。 末っ子ちゃんも順番が待てるし、負けてもあっけらかんとしているので、結構小さい時から仲間になってやっています。 「あのさー、これとこれってめくってさー取るやつ、あれしよう!」 というわけで神経衰弱をした所、みんな強くなっておりまして、母危うし! さりげなく?加減をしながらそこそこのラインで勝ったり負けたりと、今まではしていましたが、今回はあれよあれよという間にカードが無くなっていくではありませんか。 長女にはもう完全に負けています。長男にはまだ・・・と思いたいけれどもういい勝負。末っ子の進歩が一番目覚しく、びっくり。 子どもの成長していく姿は本当に頼もしく、時には眩しくさえ感じます。 それとは反対に衰えていく我が細胞たち・・・イエイエまだまだ負けられません。 今夜は真剣勝負で!!

バザー

昨日は幼稚園のバザーがありました。 思えばこのブログをはじめたときが、丁度そのバザーのための作品作りの頃でした。 クラスのみんなと作った作品は、割合早い時間に完売していたようです。 個人で作った私の作品は、定価で売れたものと、半額で売れたものとあったようですが、終わった時にはなかったので、どなたかが買って下さったのだわ、とホッ。 自分が作ったものが売れ残っていると、やはり寂しいものがあります。 値段は自分でつけるわけではないので、自分が思うより高くつけてもらっていると嬉しい反面、売れ残るともう少し安くしてくれていれば・・・と思ってしまいます。 どんなに素敵な作品でも、どんなに材料費がかかっている作品でも、値段によってすぐ売れるかどうか違うのです。 ラッピングやどう置くか、展示の仕方によっても売れ方は違ってきます。 でも、何がどうあってもあっても欲しい!と思わせるピカイチの作品は、値段が高くても、どこに置いていても売れるのです。 値段付けは難しい・・・・ 見せ方も難しい・・・・ それを超える作品作りはさらに難しい・・・・ それはリフィンでも同じ事。 新商品のサンプルがまもなくあがってきます。 値段付けに見せ方。頭と心を悩ませる日が近づいてきています。

お手入れ

リフィンを着てくださっている方々に、一年経過後の服の状態や、感想などをお聞きしていっています。 皆様お忙しい中、アンケートに書き込んでFAXでお返事を下さって、本当にありがたく思っております。 自分自身に置き換えてみても、こんなにDMなどがしょっちゅう届いたり、情報が溢れている時代に、わざわざ字を書き込んで、FAXで送るという手間をかけてくださったということは、よっぽどその商品を気に入っているか、文句があるか・・・ どちらにせよ、もっとこうなればいいい、こうしてほしいと、期待というか希望している、ということ。 そして、ここの会社ならばそれを実現してくれるのでは、と感じていてくださるということでは、と考えてみています。 これらのアンケートを読んでいくと、意外と皆さんお手入れの方法がいろいろで、生地や商品を早く傷めてしまっている傾向があるようです。 リフィンの商品のほとんどは家庭洗濯が可能です。 モノによっては、意外とドライクリーニングのほうが傷みが早まったり、ボタンが割れたり、ということも。 汗などの汚れには家庭洗濯のほうが効果が高かったりするのです。 洗剤はやはり中性洗剤が、色落ちを防いでくれます。 意外と乾燥機を使っていらっしゃるかたも多く、ブラウスなどは乾燥機にかけていらっしゃる方もいるようですが、リフィンのブラウスは乾きが早いですから、軽い脱水で一晩吊るしておけば十分! 通販ですから店頭で購入するのとは違い、お一人お一人と十分な会話のやり取りはできません。 その分もっとホームページを充実させていかなくてはと、頭の中はいろんな構想でいっぱいです。 まずはお手入れに関するコーナーを・・・・

いっきゅうさん

今日は一日なので神社におまいりに行きました。 いつもお参りする神社は備後一ノ宮吉備津神社。いっきゅうさんと呼ばれていますが、宮島の厳島神社と同じくらい格が高い神社だそうです。 ここの狛犬は去年イギリスの大英博物館に展示されました。渡航経験のある狛犬は、そういないと思います。 さてそんな有名な神社に私たち夫婦は10年間通いつづけております。 大雪が降った日も4時間かけて行きました。(普通なら30分) 毎月一日に月並祭という行事があるのです。 お祓いをして頂いて事業の発展と社員の健康をお祈りし、玉串をささげ、お札を頂いて帰ります。 ほんの30分のことですし、毎回同じ事の繰り返しで、特別なお祓いがあるわけでもないし、何か秘宝が見せていただける、というわけでもありません。 通い始めたのも、主人の両親が行っていたので、次はおまえたちで、と言われたからで、最初は自発的なわけでもありませんでした。 でもいつの間にか、行くものになっていました。習慣といえばそれまでですが、星の王子さまとキツネではないけれど、その時を待つようになっていて、どこかで楽しみにしている自分がいるようになったのです。 例えが変ですかね。 おかげさまで、神社でも顔も十分に覚えていただき、玉串も一番にお供えさせていただけるまでになりました。 何より一番ありがたいことは、子どもたちがきちんと30分正座をして、恭しく頭を下げることが自然にできるようになったこと。 「神様が見ていらっしゃいますよ。」 とは何度か言ったことがありますが、お行儀よく、とか静かにしなさいということを何度も注意することは、どの子もありませんでした。 やはり神社の独特の空気がそうさせてくれたのだと思いますし、またどの子もお腹の中にいた時から、ずっと通っていたわけですから、何かを感じてくれているのだと思います。 今日はそれぞれ学校や幼稚園があるので、夫婦二人で。 こうしてこの階段をいつまで夫婦そろって登ることができるのか、10年後、20年後が楽しみです。

冬ごもり

ようやく日中も寒さを感じるようになりました。 鉄筋で空調の効いた建物の中にいると、夏は寒さを、冬は暑さを感じる、おかしな現象が起こります。 でも自然の中にいると、寒いものは寒い!! 週末、福山のずっと奥、上下町というところに行って来ました。例年ならもっと木々が赤や黄色に染まっているのでしょうけれど、一部が赤くなっているくらいでした。 とはいえ、空気は澄みきって、風は冷たく、田んぼはきれいに稲が刈り取られてすっかり晩秋の景色になっていました。 真っ赤な紅葉の木を見つけ、主人が「真っ赤だな~・・・」 と口ずさむと、全員が続けて「真っ赤だな~、つた~の葉っぱも真っ赤だな~」 末っ子も知っていたので、主人が驚いて「お前も知っとるんか!」 と聞かれ、とても自慢げに「うん!」 と、みんなで合唱しました。母はアルトの部分を歌ったら、末っ子は思いきりつられて、なんだか自分で不思議な感覚だったのでしょうね、あれぇという顔をしながら歌っていました。 カマキリの死骸があったり、動きの鈍い蛙があちこちにいたり、栗がたくさん落ちているけれど全部空っぽで、もう冬が近いねぇ、とあちこち散策しました。 そんな中、蛙の冬眠している姿を発見!! 私自身も蛙の冬眠なんて、初めて見ましたが、丁度自分の大きさにぴったりの木の隙間で、うっとりと目をつむっていたのです。 生き物たちはみんな、来る寒さに向けて、冬ごもりの準備を着々と進めているようです。 現代の人間は、暮らしの中の季節を見失いがちですが、今回はしっかりと、目と肌で季節を感じることができた、楽しく穏やかなひと時でした。