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9月, 2005の投稿を表示しています

睡魔

「あー、見てたのに」 テレビを消すと、うとうとと居眠りしていた母がぱっと目を覚ます。 そんな光景を今でもはっきりと覚えています。 今、その気持ちというか状況がよくわかります。 まぶたを閉じれば、すぐに眠れるのです。自分でも今寝ていることもわかっていて、自分としては意識ははっきりしてはいるのです。 ずっと眠たいわけではありませんが、とにかく座っているこの一瞬でも目を閉じればふーっと眠れてしまう。 ドラえもんののびた君が「3秒で眠れるのがぼくの特技なんだ」と言っておりましたが、今の私は3秒もいらないかも!? 最近、身体もよく動かしているせいでしょうか。 一応、目覚まし時計がなくてもおきられる人間ですが、以前のように夜中に子どもに布団を掛けてやることはできていません。 明け方、四方八方に散らばっている子どもたちにかけてはやりますが、夜中はぐっすりです。 そのせいか、みんな鼻をグズグズいわせています。ごめんね。 でもぐっすり眠れるのは、いいことですよね。

新商品検討会

来年2月のカタログ発行に向けて、具体的に動き始めました。 新商品も少しずつかたちが見えてきだしまして、ワクワクもドキドキも両方です。 今は、デザイン画から、パターンをおこしたり、生地を決めるためにサンプルを縫っている最中です。 初めはただの平面にある絵が、型紙になって、生地で組まれていくと立体になって行く。その過程は、何度見ても感激です。 生地にしてもそうです。 初めはただの平らな長方形が、不思議ないくつもの形に切られて、ミシンで縫い合わされていくと立体になって服になる。 小学生の時、展開図を習って方眼紙で展開図から立体に組んだ時の「お~っ」という感じ、覚えていませんか。 あれの更に、複雑で且つ精巧でスピーディーな行程は、本当にすごいんですよ。 何人もの手を通ったサンプルが、今いくつも並んでいます。 ここからまた更に検討し、比較し、訂正されて、またサンプルを縫います。 例えば1センチポケットの位置が高いか低いかで、全然雰囲気が違ってきます。 生地のAとBでは型は同じでも、まったく表情が違ってきます。 どの糸で縫うか、どの針を使うかによっても差が出てくるのです。 さて今日の地点ではまだジャケットとパンツの生地が決められませんでした。ブラウスはいい感じに仕上がってきましたよ! でもまだまだ。こうしたら、ああしたら、こうなったら、これだったら・・・ 試行錯誤の日々は続きます。

勉強会

今日は夜の7時から、広島県東部葬祭組合の勉強会に参加してきました。 6月に東京で行われた、フューネラルフェアの展示会場に来てくださっていた葬儀社の方が、お誘いくださいまして行ってまいりました。 「いいお葬式でしたよ」 と言っていただけるように・・・・ というテーマで、心構えや、言葉遣い、お辞儀や姿勢といった基本的なことから、服装やマナーについてもお話があるということで、リフィンのカタログも配って紹介してもいいですよ、というありがたいお誘い。 ということで、ただいま帰ってまいりましたがもうこんな時間。 明日は新しいカタログや新商品の検討会も控えており、申し訳ございませんが今日の出来事はまた後日・・・・

三連休

朝夕の涼しさとは裏腹に、日中はまだまだ厳しい暑さです。 この三連休は、子どもの通う小学校のバザーに地域の運動会にお墓参りも、と大忙しでした。 バザーでは何とか大きなトラブルもなく、お金の集計も何とかつじつまが合ったので、本部役員としてはほーーーーっというところです。 反省会で何を言われるかは、わかりませんが・・・・・ 地域の運動会では、世話役の方に 「若い人がいないのよー、お願い!」 と頼み込まれて、飴食い競争に参加しました。 山盛りの小麦粉の中に、飴が埋まっているのを口で探してゴールするというものです。 始まるとなんと、一組ごとに飴を人数分だけ入れ、ご丁寧に小麦粉も追加してくださっているではありませんか。 役員の方が飴をおいている位置を、スタート地点からよく見ておいていざ出発! 視力2.0が役立って、見定めた位置はほぼあっており、めでたく2着でゴールイン!! 子どもたちが私の真っ白けの顔を見ながら大笑いしているほうを見る余裕もありましたよ。 地域の運動会ですから、出場者は小学生から70歳以上の方までさまざまです。 町によっては人数も多く大いに盛り上がっているところもあれば、我が町内のようにメンバーが足りず、リレーは棄権、テントもガラガラという所も。 「うちの町内も隆盛を極めたことがあったよのー。ほら、浜田さんがおった頃は・・・」 なんて後ろでおじいさんが隣のおじいさんと懐かしげに話しておられました。 「やっぱり、子どもの多い町は活気があってええのお。」とも。 準備されたり、世話役の方は大変だとは思います。学校での役員をしていても負担に感じることも多々あります。 けれども、誰かのために無償で働くことが出来ると言うことは、誰もが出来ることではない。自分はそれが出来る人間だと選んでいただいたと思えば、胸を張って気持ちよく取り組めると思うのです。 しかも無償などではなく、必ずいつか何かの形でそれは返ってきます。 自分には自信であったり経験であったり糧となったり。自分だけでなく、子どもや家族に違う形として返ってくることも。 来年の運動会は、リレーのチームが組めるといいなぁ・・・

またまた抜けました

長男の歯がまたまた抜けました。 最近の長男はどうも気分のむらがあって、どうもすっきりしないへんてこな日々が続いております。 小さい頃はしなかったオネショも今になって時々してしまったりもあります。 この頃少しわかったのですが、歯がぬける前は特に機嫌が悪い! 落ち着かない気分も、食べにくい難しさもわからなくはないので、こちらも歯が抜けるせいだわ、とあまり気にしないようにしています。 歯が抜けるということは、でもきっとすごい変化が体の中でも、心の中でもおこっているのだと思います。 きっと、一年生の彼は今、いろんな葛藤や疑問や周りの環境の変化と戦っているのではないのかと感じています。 本当かどうか知りませんが、歯が抜けるのと字を書き出す時期は同時期だという話を聞いたことがあります。 字をなかなか覚えられない、覚えようとも、書こうともしない子はまだそういう時期に来ていないだけで、歯が抜ける頃になれば、自然と書けるようになるようになっているとか。 歯が抜けるというのはそういう時期のサインでもあるというのです。 時々歯がボロリと抜ける夢を見たりしたときのあの感触の悪さって経験ないですか。 歯というのはやはり何かを象徴しているような気がします。 しばらくは不安定な長男坊との付き合い方を模索しながら、とも思いながら、結局は見守るしかできないのでしょうね。 じっと黙って待つ、というのは実は結構しんどいものですが、自分自身もそうしてきてもらったのを今更ながら感じて、感謝しています。

インナー着用テスト

ホームページの企画開発室で募集したインナー着用テストに協力いただいた方と、お話をさせていただきました。 お客様相談窓口の者は、いつも電話で色々な方とお話させて頂いております。 私が直接お客様とお話をするのは、取材と言う形で直接お会いするか、展示会などでやはり直接お話させていただくことがほとんどです。 電話と言うのは相手の顔や今現在の状況が見えない分、やはり気も使いますし、会話のキャッチボールが難しいものがあります。 今回はあらかじめ何日の何時ごろ、というお約束をさせていただいてはおりましたが、やはりドキドキしました。 今回は二人の女性の方でしたが、お二人とも派遣で司会の仕事をされていらっしゃる方でした。 お二人ともとても親しみを込めて「電話を待っていたんですよ!」という気持ちの伝わってくる対応をしてくださったので、ずいぶんと救われた気持ちで楽しくお話させていただきました。 お二人のインナーに関するコメントはおいおいホームページに載せながら、手直しをした商品をまた登場させていく予定にしております。 お二人ともがおっしゃられたことは、生地がしっかりしていてとてもいいし、洗濯も簡単。長袖、袖なしも加えてオールシーズンで是非!ということでした。 またお二人ともリフィンの制服を着てくださっているのですが、生地がとてもいいということを強調して誉めてくださいました。 洗濯しても型崩れしたり毛玉が出来たりということがないし、やっぱりその辺で買ってきたものと違って、ポケットなども深さもきちんと考えて機能的になっているから大好きなんですよ!デザインも礼節感があって素敵ですし! と言う言葉に、私たちが考えたりこだわったことは、着て下さった方にはちゃんと伝わっているんだな、とホッと安心というか、嬉しいというか・・・ 問題は、カタログでそこをどう伝え、どう表現していくか・・・・・なのです。 冬のあったかベストについて聞かれましたので、背中にはカイロ入れがついていますから、きっと重宝すると思いますよ。とお伝えしたところ 「そこまで考えてくれるところはないですよ。」 と笑いながらおっしゃってくださいました。 そこまでも、どこまでも考えて、皆さんにお声を頂いて、少しでも喜んでいただける、こんなのが欲しかった、と言っていただけるモノ作りと、考えの伝わるカタログ作り。 まだまだ始まったばかりです。

サイクリング

長男坊との約束どおり、海までサイクリングに行ってきました! 「早く出かけんと、暑くなるぞ!」 の声にせかされながら、洗濯をすませて、朝ごはんと平行しながらおにぎりを握り、いざ出発!! 主人の新品自転車、長男のピカピカ自転車、長女の水色自転車の次に、私の愛用ママチャリが連なって、車の少ない道を選びながら、まずは市内で一番大きな川の土手を目指しました。 土手を下りると河川敷はきれいに整備されていて、車も通りません。水鳥や、草むらの中から飛び出してくるバッタを見ながら、風を切って気持ちよく走り続けました。 3、40分走った頃、ようやく河口が見えてきてもうすぐ海。 海に出ると急に鳥たちのけたたましい鳴き声が聞こえて、風のにおいも少し生臭さと潮の香りになり、遠くまできたなあ、と感慨に浸ろうとしていると 「おい、まだ行くぞ!」 と主人の声。主人の言う海は、ここからまだ先、山を越えた鞆の浦の海のことだったのです。 「坂にきたらかわってやるけぇ。」 というわけで、坂に来たところで主人と自転車を交代しました。さすがにかごに子どもを乗せて坂道は・・・・ でも主人は根性で子どもも乗せ、自分も乗ったまま漕ぎきっておりました。 初めてマウンテンバイクなるものに乗りましたが、ギアがついていると楽チンで坂道も登れるものなんですね。感激しました。 長女は少し泣き言を言いかけましたが、下り坂がとても楽しかったらしく、上ったら下りが待っていることがわかってからは頑張って漕いでおりました。 長男はただひたすらもくもくと・・・ かごに乗っているだけの次男は、「疲れたけぇ、もうそろそろ帰ろー」 家を出てから丁度2時間。無事鞆の浦の港までやってきました。 よく頑張ったね、と飲んだジュースのいい飲みっぷり! 自動車では決して味わうことができない体験がたくさんできました。 まず、風のにおいの変化を感じながらこれたこと。排気ガスから始まり民家のにおいを抜け、草むらのにおいを過ぎると水辺のにおい、そして海へ・・・ それから、季節の自然をまじかでゆっくり見れたこと。いちじくや柿、サツマイモ畑や彼岸花。トンボもバッタも何度も目の前をかすめては飛んでいました。 車を避けて一本路地を入ったところを走ったおかげで、知らなかった町並みや風景に出会えたことも大きな収穫。 今度は山だね!! 筋肉痛には・・・・ならなかったんですよ!ち

お問い合わせ

今週はリフィンの秋冬パンフレットが出ましたので、ホームページにもいつもより、たくさんの方に訪問いただきました。 お客様サービスセンターにも、次々とお電話をいただいております。 今日も商品の注文や、商品に関する問い合わせ等がきていたようです。 やはり問い合わせや、お悩みで多いのはサイズに関すること。 人の体型は千差万別。男性のスーツのサイズはY体A体B体E体にYAとかBEとかとても細かく分かれていますが、女性は7,9,11,13・・・・・ 実際は女性もARとかYRとか少しは分かれていますが、表記で目にすることはあまりありません。 ミス、とミセスタイプなんて、うれしいようなうれしくないような括りでよく扱われていますよね。 サイズ表もおそらく見てもあまりぴんとこないのが現状では・・・・見ても実際に着てみないとわからないことは、たくさんあります。 ですから今リフィンがお手伝いできるのは、実際の商品を送って、着てみてくださってから注文をいただく、ということです。 今日も選んでいただいた商品の各サイズを送り出しました。 実際に着て頂いてからサイズを確定していただき、注文枚数をいただいております。 注文をすぐにいただくことももちろんありますが、サイズ交換はよくあることです。 せっかく選んで着てくださるのですから、きれいに着ていただきたい。 そのためには、サイズが体に合っていることはとても大事な第一条件です。でも7,9,11・・・というくくりのサイズだけではどうしても対応しきれません。 お手入れの方法によるきれいさのもたせ方もありますし、お直しもして差し上げてよい状態を長くもたせることも必要かとも考えています。 よりきれいに着ていただくために、もっとお手伝いできること。 それを現在、模索中です。 その前に、第一弾として来春、号数だけで分けない、かっこいいパンツ製作中です!!

園長先生のお話

末っ子の通う幼稚園では月に一回園長先生のお話というものがあります。 そのあとは、主任の先生が、子どもたちの現在の様子や、取り組んでいること、また家庭で気をつけてほしいことなどを話されます。 今年は忙しいのと、三番目だしもう、いいか、も少々あったりして一度も行けていなかったので今日は行ってきました。 今は運動会前なので、特にいろいろ主任の先生のお話もあると思い出かけたのですが、やはりいろいろありました。 今の子どもたちは、本当に運動能力が低下しているようです。 運動オンチ以前に、体力が無い、筋力も無い、気をつけの姿勢すらできない子どもがいるそうです。内股になってあごが前に出て、指先が伸びないとか。 手を上に上げて、といっても必ずひじが曲がってしまう。 伸ばして、というと痛いという。 痛いぐらいがいいの、というけれど、長くは持たない。 先生は、「考えられないでしょ。でもそうなってきてるのよ。」 と苦笑いをされていました。 今はどこに行くのも車です。買い物に行っても、うろうろされると困るから大きな子どももカートに乗らされています。 階段の横にはエスカレーターがついています。 中学高校になっても親が車で送り迎えを当然のようにしています。 歩かなくなった人間の足はどうなっていくのでしょうか。 我が家はベビーカーは三人とも、2歳半を過ぎる前にはやめました。 子どもは従来歩きたいはずなのです。歩きたい時期にしっかりと歩かせてやれば、体力はもちろんのこと、歩くことが当たり前のことになります。 それを親の都合で、危ないからとか、一番は時間がかかりすぎて付き合うのが大変だからという理由で、ベビーカーに乗せたり車に乗せたり・・・・ 3歳を過ぎてしまうと、楽なほうを選ぶようになります。言葉で表現するようにもなります。「だっこして、しんどい、あつい・・・」 影ふみをしたり、歌を歌ったり、あそこの電信柱まで、と目標を決めたり、あの手この手で、なるべくベビーカーも抱っこもしないで育てたおかげか、今日も自転車で迎えに行っても 「僕、走って帰るけぇ!!」 可愛い後姿を一生懸命追いかけながら帰りました。

続きを

友人のお兄さんは二年半前から自分が癌であることを自分自身で検査されてわかっていらしたそうです。 2回の手術を受け、診療後に抗がん剤を受け、抜けた髪を隠すため、オペ用の帽子をかぶって、にこやかに診察を続けられていたそうです。 身長182センチの恰幅のいい身も心も大きな方でした。 友人とお兄さんが棺の中で眠っていらっしゃる前で、いろいろな話をしていました。 そこへお母さんが来られてご挨拶をしたら、友人の口から信じられない言葉が 「お母さん、くる時ね、棺をね、葬儀屋さんが落としたのよ!!」 ご自宅から車に乗せる際、葬儀社から来られた二人の男性が運ばれて、落とされたと言うのです。 「今までずっと痛い思いをし、苦しい思いをしたお兄ちゃんを、これ以上痛い思いをさせないでくださいって言ったの。しかも車をのぞくと運転手さんはいねむりをしてたのよ。」 私は声も出ませんでした。 お母さんもあきらめ声で 「お兄ちゃんは大きいでしょ、だから身体が入らなくてね、足も少し斜めにして顔も少し起こしたようにして、ようやく入れたのよ。特大っていうのにしたんだけどねぇ。」 志の高い葬儀社の方々をたくさん知っていますから、そんな方ばかりではないんですよ、と心の中では叫んでいましたが、まだまだそういうレベルの葬儀がまかり通っている現実を目の当たりにした思いでした。 田舎町ではなく、そこそこの中規模の街ですが、それでもやはりまだ葬儀社を選んだり葬儀内容を相談したり出来る環境はなかなか整っていないのだなあと感じました。 だからこそ、そんな中で疑問や問題意識を持った人が現れて、自分で勉強会に出かけたり、新しい葬儀社を興されたり、様々な行動を起こしている方がたくさんいらっしゃるのですね。 葬儀の世界全体が、ご遺族の方にとってより近く、より優しく、より気高くあるために、私たちリフィンができること。 まだまだ山を登りはじめたばかりです。

分かち合う

週末、友人のお兄さんのお葬式がありました。 亡くなられたのは、地元では超がつくほど有名な産婦人科のお医者様。 45歳の若さでした。 その方の妹さんと私は幼い頃からの友人で、親同士も古くからの友人でした。 妹さんである私の友人は、私の姉が癌で入院していた時、その病院の薬剤師をしていましたので、何かと気に掛けてくれていました。 亡くなった際も、すぐに駆けつけてくれました。 お兄さんの訃報を聞いたとき、何もしてあげられないけれど、どうしても会うだけあって、せめて背中をさすってあげられたらと思い、電車に飛び乗っておりました。 彼女の第一声は、 「ごめんね、あの時の気持ちわかってあげられなくて・・・・・」 私は「そんなことないよ、いいんだよ、いいんだよ」 と背中をさすってあげることしか出来ませんでした。 しばらく二人で涙を流していましたが、言葉はなくても気持ちが寄り添っているのをひしひしと感じていました。 相手の気持ちを察したり、考えたり推し量ったりすることはできますが、やはり同じ体験をしたもの同士でしか分かち合えない何かは、あると思います。 同じ体験をしたもの同士だからこそ分かち合える、と言った方が正しいでしょうか。 展示会で、 「うちでは身内を亡くした経験のある子を採用しています。その子たちのご遺族に接する時の言葉や態度はやはり、まったく違いますから。自然と丁寧に親身になって接しています。」 と話されていた葬儀社の女性の方がいらっしゃいました。 もちろん、身近な人の死を体験しなければ出来得ないとは思いませんが。 しばらく涙を流した後、色々な話や気持ちを語ってくれた彼女。その時信じられない話を耳にしました。 その話はまた明日書かせてください。

リフィン秋冬パンフレット

リフィンの秋冬パンフレット、そろそろお手元に届きつつある頃でしょうか。 今回は、リフィンの商品を、置き撮りという初めての撮影方法で紹介してみました。 生地の名前で分けたのも、その中であればどれを組み合わせても違和感なく着ていただけるからです。 色々組み合わせて、着まわして頂けるようになっている商品が、分かりやすくみていただくことが出来ていますでしょうか。 思っていた以上に置き撮りという撮影方法は手間も時間もかかり、動きが出しにくいということがわかりましたが、これも挑戦してみないと分からなかったこと。 でも、整然と分かりやすく、より多くの商品が掲載することが出来たのも、挑戦してみて分かったことでもあります。 今回のパンフレットの開き方は変わっていたと思いますが、これもまた今までの経験を経て、普通の左右の見開きではなく、何とか3ページのワイドな見開きでの迫力や、集約した商品群の見やすさを考えてのものです。 めくりやすいよう、また製本時のミスをなくすよう、表紙の紙が少し控えてあります。 それでも表紙に違和感がないよう、まためくってもおかしくないように色も工夫してあります。 リフィンももうすぐ1周年。 失敗も失礼も数々ありながらも、今もまた、色々なことに挑戦し続けています。 次はどんな商品が出てくるのだろうか、どんな企画が予定されているのだろうかと、期待感を持って待っていただけるよう、挑戦をしつづけようと考えています。 頑張りますよ!!

敬老の日

敬老の日は19日ですが、明日幼稚園で一足早く敬老参観が行われます。 敬老参観に参加できるのは一人の子どもにつき、一人。 例えば一人っ子の子どもでしたら、おじいちゃんおばあちゃんが合わせて4人存在するわけで、順番に一人ずつ毎年行ったとしても、幼稚園は長くても3年間しかないので一人はどうやっても参加できないことになります。 幸い我家は子沢山なので、一人が何度も参観できます。 少子化の今、一人の子どもに対する期待と愛情は溢れんばかり。誰が行くかでもめているお家もあるようです。 今回は私の父が来てくれることになっていますが、普段出不精でも孫に 「おじいちゃん、きてね。」 と言われれば、元気を出さないわけにはいきません。私にとってもこういう機会でもないとちょっと来て、とはなかなか言い出しにくいものがあります。 ですから、幼稚園の行事はお互いにとっていい口実にもなっているのは、多くの家庭でもそうではないでしょうか。 小学校になると平日にあったり、人数が多すぎて探すのが大変だったり、子どもが家族のほうは見てみぬ振りをするようになったり・・・ やっぱり幼稚園時代が一番です。 明日はマツケンサンバを披露するんだとか。 見せて、と頼んだのですが、 「だめ、おじいちゃんに見せてから」 と断られてしまいました。残念。

裁縫箱

皆さんはどんな裁縫箱をお持ちですか。 私は結婚する時友人にリクエストして、裁縫箱をプレゼントしてもらいました。 もらったのは箱だけで、中身は自分で揃えました。 といっても、新しく買ったものもありましたが、ほとんどは小学生の時に家庭科で使っていたものです。 私たちの頃は25×20cmぐらいの長方形の箱で女子は鞠や扇、男子は兜の模様が印刷されていました。確か昭和30年代生まれの姉は、ピンクの半透明の箱だったような・・・ 母に薄い紫のゾウがついた生地で裁縫箱入れを縫ってもらったことを、今でも覚えています。 花の形のマチ針のうらには旧姓が書いてあったりして、今でも十分役に立ってくれています。 今日バザーのための裁縫ごとがありまして、その時向かいの人の針山をみるとやはり花形もマチ針が刺してあり、旧姓が書いてありました。 「○○さん」と呼ぶと、「どうして知ってるの!」 とびっくり顔。タネあかしをしたら「なるほどね」と納得していましたが、他にもこ家庭科で使っていたはさみよとか、メジャーよという人が何人かいました。 そしてどれも、お母さんの字で旧姓が丁寧に書かれておりました。 今、針を持つこと自体、めったにない人がほとんどでしょう。 雑巾ですら、100均ショップで買う時代ですから。 裁縫道具には、なんとなく母と娘のつながりを感じるのは私だけでしょうか。 この夏休みに、娘と少しですが刺繍をしてみました。 一針やって見せただけで「母さんすごい!」と感心してくれました。 彼女が母になった時、思い出してくれるかしら・・・

テーマ曲

リフィンのホームページに流れるオリジナルの曲ができました! 以前ちらりと書いたことがありますが、この仕事に就く前、正確に言うと第一子出産直前まではずっと音楽と共に生活をしておりました。 大学でも音楽を専攻し、短い間ではありましたが高校で音楽を教えておりました。しかも工業高校で!! 今ではわが子に何とか引き継いでもらえるよう、押したり引いたり駆け引きをしているところで、私自身はピアノからすっかり遠のいてしまっています。 リフィンの曲をお願いしたのはその大学時代の友人。 彼女も変わった経歴の持ち主で、大学卒業後JTBにさっさと就職してしまい、あれー、と思っていたら何年か後にアメリカに行ったらしいよー、と聞きいておりました。 語学の勉強かと思いきや、なんとジャズの勉強に行っていたのです。 学校ではもちろんクラッシックの勉強や音楽教育などが主で、ジャズが好きとも聞いていなかったし、作曲科にいたわけでもなかったし、そういえば作曲の授業もちゃんと出てたっけ・・・ って感じで、本当にびっくりしたものです。 去年日本に帰ってきて、何か仕事無いかなあ、なんていっていました。非常勤講師をしたり、バイトをしたり・・・ そうこうしていると、彼女の作った曲がCMに採用されたり、講師の話の声がかかったりし始め、今では東京で音楽学校の講師をしつつ、曲作りをしています。 MAOという名でこれからもどんどん活躍していくことと思います。 この道一筋!! というよりも、意外とこの道一筋!!に行きつく前に、いろんな寄り道や、回り道、時には後戻りもあったり・・・ そんな中で、一つの道が出来てくるのかもしれませんね。

自分仕様

消費者が自分だけの味をプロデュースできる、オーダーメード食材が注目されているそうです。 鴨肉について詳しく書いてありましたが、まったくの個人が一羽からでも注文できるそうです。 まず、品種を選び、育て方、例えば小屋で飼うとか屋外に放して飼う、餌はトウモロコシ中心にするとか動物性たんぱく質を混ぜるとか植物性たんぱく質を混ぜるとか・・・ 絞め方まで指定する方もいるそうです。 こういった細かいやり取りは全てメールで行い、お客様の思い描く味に近づけていくそうです。 餌や飼いかたで味が変わってくるというのは、想像は出来ますが、違いが分かるかといわれればとても??? お醤油やハムなどでも、こういったオーダーメードサイトがあるそうで、自分だけの味を楽しむ人が増えているそうです。 最大公約数的な味の押し付けに飽き足らないオトナのために、なんて書いてありましたが、確かに昔は最大公約数的な味もモノも限られていましたから、選ぶ余地はありませんでした。 でも今は最大公約数がいくつもあり、まただれでもいつでも選ぶことができます。 そうなれば、更にこだわりを持ち最大公約数ではない私だけのモノを求めるようになるのは当たり前、というのは変ですが、自然な流れとは考えられます。 人間って、貪欲ですよね。 でもだからこそこうやって日々変化し、新しい供給と需要がうまれて、成長していっているのでしょうけれど。 今日は本当はオーダーメードのことから、これからのリフィンが取り組みたいことにつなげていこうと思っていたのですが、なんだか違う方向に行ってしまいました。 鴨を例えに出したのが問題だったようですね。どうしても、人間の欲望のために食べるものも暮らすところも決められてしまうなんていう側面からの見方が強くなってしまって・・・・ また気持ちをきちんと切り替えられたら、リフィンとオーダーメードのことについてお話させてくださいね。

台風

大型台風が日本を縦断しようとしています。 子どもの頃台風が近づくと、父が屋根の具合を見に行く姿をかっこいいなあ、なんて思っておりました。 雨漏りする様子を見たことが無いなんて人のほうが、今は多いのでしょうね。 去年は台風が多い年でした。 ちょうど去年の今頃リフィンの発売が目の前になっており、あっちへこっちへ飛び回っておりました。 その頃、東京から帰るときに丁度台風とぶつかってしまい、新大阪で足止めされてしまったことがありました。 初めてそういう非常時の現場に居合わせたのですが、驚くほどみんな冷静で、整然と払い戻しの列ができ、パニック状態になる光景はどこにも見当たりませんでした。 携帯電話の存在も大きかったと思います。誰かと連絡がつくということは大きな安心料になります。 でもそれ以上にやはり日本人というのは、周りの状況を冷静に見ることができて決して自己中心になることなく協調性を失わない素晴らしい人間性を持っているのだと感じたことを思い出しています。 お互い様、という私が子どもたちにもよく使う言葉があります。 困ったときはお互い様で助け合う、けんかをしてもどちらか一方だけが悪いのではなくお互い様で仲直りができる。 お互いに同じ立場に立って考えられることができるから、自然に助け合ったり許しあったりができるのですよね。 お互い様、いい言葉です。 今後、あちこちでさまざまな被害が起こると予想されます。こういう時こそ、お互い様で助け合ったり、声を掛け合って、少しでも大変さを分け合って乗り切らなくてはいけませんね。

○○ちゃんのお母さんその後

私の周りにいるたくさんの○○ちゃんのお母さんの中の一人が先月から職場復帰を果たしました。 スチュワーデスであった彼女は、ギリギリまで辞めようか、再開しようか迷っていました。 スチュワーデスは女性の職場ですから一般の職場に比べると、出産や結婚後の仕事のローテーションなどの面でいろいろと配慮がされているようです。 出産後は子どもが満3歳になるまで休職することが出来、それ以上過ぎるのなら退職しなければなりませんが、満3歳になるまでならいつでも復職することが出来るそうです。 その間に第二子が生まれればそこからまた3年が延長され、またその間に第3子が生まれるとまた・・・・ それでも職場に復帰することが確約されており、またそうしてみんな復帰した人たちの歴史があるので、肩身の狭い思い等はしなくてよいそうです。 転勤族の旦那さま、実家とはなれている今の暮らし、そしてなんと言っても今までべったりと離れることなく過ごしてきたかわいい子ども。 悩む彼女にだんな様が一言。 「迷うぐらいならやってみれば。」 ということで、一週間の講習を経て、今では大空を飛んでいます。 「た~いへん!!」 という彼女に、「でもちょっと楽しいでしょ」とニヤリと笑いかけると 「ウン!けっこうね」

モデリスト

モデリスト、という言葉をご存知ですか? 一般的には、まだあまり知られていないと思いますが、パターンナーのことです。 パターンナーという言葉も?ですね。 私もこの世界に入るまで知りませんでした。 デザイナーといえば服をデザインする人のことで、華やかなイメージでテレビにもよく登場しますよね。 パターンナーというのはそのデザイン画から実際に縫えるように、パターン、つまり型紙を作る人のことです。 裏方さん的要素が強く、地道で根気の要る仕事なのです。 表舞台に出ることはありませんが、とてもとても重要な存在で、パターンナーなしでは服は作り得ないのです。 モデリストというのはパターンだけでなく生地や糸のこと、針やミシンのことから縫製、プレス(アイロン)など、服作りに必要な幅広い知識や技能を持った人のことを指しています。 私はとあるモデリストの方の講習を以前受けておりまして、今日は久しぶりにその先生とお会いしてリフィンのパンツについていろいろお話をしてきました。 「パンツはねぇ、ホント難しいのよ!」 といわれながらも、「30代だから、40代だからというくくりではなく、体型に合わせて考えて、それぞれに提案してあげればきっと喜んでもらえるものが出来ますよ。」 とアドバイスを頂きました。そして「品のいいラインナップになっていますね」とにっこり笑っていただきました。 来年にはまた長期でイタリアに行かれるということでしたが、それまでいろいろな面で協力していただけることになり、心強い限りです! どうぞ皆さんも楽しみにしておいてくださいね!!