揺れる心情
いつもは了解の略の「り」か10文字程度しか送って来ない長男君から届いた長いメール。 「直接いいづらいからここで言うけど、ベンチメンバーから外れてしまいました。今まで朝早くから弁当作ってくれたり、ユニフォーム洗ってくれたりしてたのに期待に応えられなくてすみません。 春には絶対ベンチ入るんでこれからもよろしくお願いします。」 謝らなくていいんだよ、君こそが一番つらいでしょうに・・・・・ 一ケタの背番号はどう頑張っても無いとは思っていたけれど、もしかしたらギリギリ入れるのではないかと、多分本人もそして私も淡い期待をしていましたが、やっぱり勝負の世界、結果が全てです。 大会初日、私の目はどうしても我が息子がどこでどんな顔をしてどんな風に振舞っているのか気になって、目はキョロキョロ。 なのに、どこをどう探してもいないんです。背番号が無い子も整備を手伝ったり、ウロウロしていますが、どこにもいない。 途中大雨になり、ずぶぬれになった後、スポンジをつかって総出でグランド整備。さすがにこの時には居るかと思って必死で探したけどいない。 何があった?試合にも連れてきてもらえなかったの??なんかやっちゃった???まさかケガとか????いや、キレちゃって学校そのものに行かなかった????? いやあの子に限って、そんなことは。いやいやあの子に限って、っていうような子が突然何かを起こすんだよ。もうあれこれ妄想が止まりません。 母は普通を装って、いつも通りずっと応援してましたけど、もう心が重くて、痛くて倒れそう。。。。。。 結局ですね、長男君は偵察隊として他の試合の偵察に行っていたそうです。な~~~~んだ、そういうことなの。そりゃ、居ないわけですよ。 コーチにジュースもご馳走してもらって、なかなか面白かったし為になった、と長男君。 相変わらずいつも通り淡々としているのでホッとしつつも、これからこの子はどうするんだろうか、踏ん張れるんだろうか、とつい気を揉んでしまう母。 あれも言いたい、これも聞きたい、でもうかつに解ったようなことは言えない、聞けないそんな中 「明日、練習いくけぇ」 あんなに大好きな休養日に、やっぱりベンチに入れなかった友達と二人、練習に朝から出かけていきました。 あぁ、この子は本当にすごいな、と親バカ丸出し