携帯電話VS固定電話

とある大手企業さんが、固定電話をすべてやめて、一人ずつに携帯電話を持たせ、担当者と直接つながるようにされたそうです。

これにより、固定費はもちろん色々な経費削減になったそうなのです。こちらも担当者の方が直接出られるとわかっているので、その時つながらなくても履歴は残るからまたかけてもらえるわ、と思っていたのですが、案外かえってかけにくい^^;そして意外とつかまらない^^;

そして、かけたのに、半日過ぎてもかけ直してこられなかった場合、かけたのにかかってこない、と大なり小なり不満を抱いてしまいます。

今までなら会社のどなたかが出られて、出張中ですから戻りは明日ですとか、外出中で6時戻りの予定ですとか、お急ぎならかけ直させましょうか、などなど応対してくださって、こちらも理由がわかるのでいくらつながらなくても、ストレスは少なくて済みます。

あるいはですね、誰かが取り次いでくれる固定電話は何か問題が起こったときとか起こりそうなときとか、社内のお互いが察知することができますよね。

なんだか最近よく電話がかかってくるとか何か起こっているみたいだとか、困っているようだよな、とか社内でなんとなくそういうのは判るものです。

でも携帯だと一対一で、場所も時間も自由で、ほかの人には一切伝わらない。

反対にいい話だとしてですよ、直接ほめてもらうより人経由でほめてもらったほうが嬉しいこともありますよね。

どこどこさんから、先日はありがとうございました、よろしくお伝えくださいって、電話ありましたよ。ってみんなのいるところで伝えてもらったら、何々?あ、あの件うまくいったの!よかったねぇなんて喜びも共有できますよね。評価も上がりますよね。

ついこの間まで家のど真ん中に鎮座していた黒い固定電話が携帯電話になって子どもが誰と何をしているのかわからなくなってしまったおうちのように、

会社も誰が何を抱えて何をしているのか、わからなくなっちゃうんじゃないだろうか、とよそ様の会社のことながら、かかってこない電話を待ちながら、思ってしまう今日この頃。

便利さと引き換えに、失うものは大きい。。。そして失ったものは簡単には取り返せない、そんなことを思ってしまう私もいい歳になってきたってことでしょうか、ね!?


コメント

このブログの人気の投稿

帰省

退職のお知らせ

卒業