離退任式

今日は小学校の終業式。そして先生方の離退任式。

その時間だけちょっと抜けさせてもらってきたのですが・・・・・

子ども達がとても厳粛な雰囲気の中で、きちんと座っていることにも驚きまして、まぁこんな重々しい雰囲気の中なのね、と思っているうちに時間が来て先生方が入場されると同時に

今まできちんと座っていた子ども全員がさっと内側を向き、半分がさっとリコーダーを取り出して吹きはじめたのは『贈る言葉』

もうそこで最近涙腺弱ってるおばちゃんは、グッときてしまいましてね、その後の子ども達からそれぞれの先生への言葉も声を詰まらせながら言う子も続出で、もう、泣けちゃいましてね、タオルが手放せない状態に。

そして、いよいよ終わりも近づき、退任される末っ子ちゃんの先生がマイクの前に立ちましたらね、

後ろから見ててすごかったんです。みんなの背筋が一斉にピン!!って!!

かれこれもう一時間近くたっていて、正直低学年はしんどい時間に差し掛かっていたと思うんですけど、先生のやっぱりもっておられるオーラといいますか威厳といいますか

体育館全体がピリッとしたんですよ。

高学年と、低学年と両方にわかる言葉で、イメージしやすく文字と絵も用意してくださっていて、大切にしなくちゃいけないことを、お話してくださいました。

そして何より、涙は一切見せずに、とても潔く最後まで胸を張って、笑顔でおられた姿に、37年間の教育者として貫いてこられた信念を感じました。

最後、先生への合唱を体を揺らしながら一生懸命歌う低学年の子ども達と、三部にわかれて美しいハーモニーを響かせてくれる高学年と

そして、子ども達と一緒に大きく口を開けて嬉しそうに歌う先生方を見ていて、あぁやっぱり学校っていいな、先生って仕事、すごいな、素敵だな、と。

小学校の先生は、大変だからやめとき、なんて小学校の先生志望の娘に言ってた自分が恥かしくなって

何年か先、娘があちら側に立って、こんな風に幸せに歌えてたらいいな、と想像してしまいました。

寂しい気持ちと、幸せな気持ちと、一度に味わった濃い時間でした。




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