介護実習

今週1週間大学近くの施設にて、介護実習中のお嬢さん。

教育系の学部ではありますが福祉関係のコースというわけではありませんが、介護実習は必須だとか。でもとてもいいことですよね。

「許婚が戦争で死んで、結婚したらその人も戦死してとか、今の自分と同じ年頃に

どれだけいろんな体験をしたのかと思うと、もうなんて言ってあげていいんか、相づちすらどう打てばいいのかも解んない」

とかいいながらも、色々なタイプの高齢者の方々とのふれあいに、かなり刺激を受けているようです。

「一日中悪口ばっかり言ってる人もいるんよ!ビックリ」、とかね。 笑

娘が小学校に上がるころにはもうおばあちゃんは入退院を繰り返していましたし、私の方のおばあちゃんは写真でしか知らないわけですから

おばあちゃんにいろいろ聞かせてもらったり聞いたりする年齢になった時に、両方のおばあちゃんがいなかったわけで

ものすごく、あぁもっといろいろ聞きたかったな、と思っているそうです。ホント残念、と。

「でも女な人はすごいよね、そうやっていろんな話をしたり、私が広島出身と知ったら広島県の事をいろいろ調べてボケ防止なの、と教えてくれたり、 パズルや体操も積極的。

男の人は、ぼ~っとただぼ~っと座っているかテレビ見ているかがほとんどよ。ま、うちのおじいちゃんも人とは交わらなかったよね」、

と思い出し笑いしながら言っておりました。

そんなこんなの話が止まらない昨夜でしたが、やはり核家族化が進む中で、高齢化も進むなかで、人は年を取るとこうなっていく、という現実を普通に体感していた頃と違うのですから

いい悪いではなく、「知らない」、ということが前提の若者たちが増えている現実の中で、大人は何を教えてやれるのか、示してやれるのか、考えさせてやれるのか

目を背けるわけにはいかない課題のひとつですね。












コメント

このブログの人気の投稿

帰省

退職のお知らせ

卒業