常識の差

「あいつ、約束したところにおりゃ~せん」(あの子、約束した場所にいないぞ。訳)

市役所などのいろいろな手続きも、少しは経験させておいた方がいいのではと思い、住民票を取りに行く際に、娘も連れて行ってもらうようお願いしましたが、こんなことに。

なんと、おじょうさん、旅券センター窓口のある建物前でずっと待っていたらしい^^;

「おみゃ~、常識じゃろうが~。市役所に決まっとろうが~!!」(君、常識として市役所でしょ。訳)

娘としてはそういう公共的な手続きを経験したのは、パスポートを取りに行ったときくらいなので、そういうものを取りに行くのは、あの建物、と思い込んでいたらしい^^;

「まぁまぁ、旅券センターと市役所がすごく離れた場所じゃなくてよかったねぇ。」となだめる母。

だいたい、住民票=市役所でというくらい知っていると思っているからわざわざ市役所で待ち合わせね、と言わなかった私たちもよくなかったんです。

誰でも一度経験するとなんでもないことですが、初めての時は不安だらけ。

経験したことがあるものはその人にとって常識になりますけど、未経験のものはあくまでも知識とか予測とか知ってる、っていう程度であって、曖昧なこと極まりなし。

常識の差はお国が異なればまだしも、思っている以上に個人差があるものです。もちろん娘なんかまだまだ学生で世間知らずもいいとこです。

これから世の言う常識を少しずつ身に着けていくのでしょうけれど、非常識というのはある程度線が引けるかもしれませんが

常識というものは個人差や地域差や年齢差も含め、実に幅広く、実に不明瞭で曖昧なものだよなぁ、なんて改めて感じています。

転ばぬ先の杖ばかりにならないよう、これから少しずつお嬢さんにもいろいろさせねば、と、タイムリミットをヒシヒシと感じる今日この頃です。











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