雪です雪

桃の節句の三月三日というのに、朝からこちらは雪でした。

雪がしんしんと降る、という表現は情緒ある優しい、でも深い響きだと思います。
瀬戸内側の温暖な気候の住人である私たちは、雪はどちらかというと珍しく、ちょっとワクワクな受けとめ方ですが
日本海側ではまた異なるのでしょうね。
職業によっても年齢によっても、その日の行事によっても、それぞれの受け止め方は全く異なると思いますが
皆さんの今日の雪はどんな雪だったのでしょう。
明日は私の母の７６歳の誕生日です。
私にとっての今朝の雪は、一番に母さんに心で話しかけた雪でした。
「母さん、明日誕生日なのに雪だってさ！！」
生きていてくれれば７６歳ですが、５５歳のままずっと止まった母ですから、なんだかどんどん近づいていく不思議な気持ちです。
２０代のころ、母に聞きたくても聞けないことが不安だったり恋しかったこともありましたが、今となればちゃんと進むべき方向に歩けるように
１８年間の間にきっちりと教えてくれていたと、感じることが多々あります。
道をちゃんと示してくれていたと、あとから気がつくことがよくあります。
ちょっと難しい年頃に差し掛かってきた長女。
もうすぐ１３歳になる娘に、私はどれだけのことが伝えられているでしょうか。示せているでしょうか。