落し物

財布を拾いました。

歩道の脇に立派な長財布が!
思わず、もしも大金が入っていたらどうしよう!?なんて妙な想像なんかしてしまいましたが、人様の財布を手にとるのはやはり気が引けます。
でもやはり落とした方は困っているだろうし、思い切って手にとりました。
約束の時間があったのですが、交番に持っていくほうが先だわ、と早足で交番へと向かいました。
変なものですね。やっぱりその財布をかばんに入れるのはなんだか出来なくて、手にもったまま小走りに。
それ私のです!なんて叫んで追いかけられたらどうしよう、とかまたまた妙な想像をしたりしながら行く途中、パトカーが道に止まっていました。
約束の時間も迫っていたので、これ幸いと声を掛けたのですが、
「申し訳ありませんが、管轄が違うし、書類なんかも書いてもらわないといけないので交番に直接持っていってください。」
とのこと。結局駅前の交番まで行き、拾った時間と場所を告げ一緒に中身を確認しました。
中からは○○君、なんて書かれたお年玉のぽち袋に、スポーツ店の金券などが出てきてきっと中学生か高校生ですね。なんて話していると住所や電話番号がかいてあるカードもあって
「これならすぐに手元に返せそうですね。」
と一安心。
「一応もしも半年経っても現れないと、権利が・・・」
「イエイエ、結構です結構です。」
「相手さんにあなたの連絡先を教えても・・・・」
「イエイエ、結構です結構です。」
と権利は放棄します、という書類に住所と名前を書いて足早に交番を後にしました。
でも、相手の手元にちゃんと戻ったかどうかだけでも教えてもらうようにしておけば良かったかな、なんて今になって思っています。

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