中国からのお客様

先週から中国からのお客様がいらしています。
一人は日本の大学も大学院も出て、日本でも就職経験のある男性の方。
もう一人は日本がはじめての女性の方。

昨日は日曜日でしたので、倉敷へ観光に一緒に行って来ました。
雨を覚悟で行ったのですが、幸い小雨がぱらついた程度で、暑過ぎもせずわりあい快適に散策が出来ました。
倉敷のアイビースクエアという所に紡績関連の資料館がありますので、そこを見学したり、名画に触れたり・・・
でも一番楽しんでもらえたのは、お土産やさんだったようです。倉敷の美観地区にはこじゃれた土産物屋がたくさんあります。そこで今流行っているゲルマニウムだとか、いろいろな石のブレスレットを熱心に見ていました。
中国と日本は物価が違いますから、どうしても、どれを見ても高いなあという風に眉間にしわがよりがちでしたが、あるお店のネックレスだけは値札をあまり見ないで考え込んでいる様子。
「どうしたの」
と中国語で聞くことは出来ませんが、傍によって声をかけると、
「どちらがいいと思う?」
と日本語で聞いてきたわけではありませんが言っているよう。
自分のものにしては、地味というか、どちらも???
でも一生懸命悩んでいるので、鏡に映したり、つけてあげてみたりしていると日本語の出来る方の男性がやっと現れました。
彼女が一生懸命選んでいたのは、自分の弟のものだったのです。
自分に買ったものよりも、ずいぶんと高いものでしたが、自分はこうして日本にくることが出来て、いろんなことを経験できたのだからと、自分には一つだけ。
彼女の優しさに触れ、よい人とまたこうやって繋がることが出来たことを、とても嬉しく、また、ありがたく思いました。
兄弟の仲がよい姿は、誰が見ても気持ちよく、思わず笑みがこぼれるもの。
我が家の姉弟たちが電車の座席に仲良く三人並んでしゃべっているのをニコニコと眺めていた彼女。
彼女もまた私たちとの出会いを喜びと感じてくれていることを信じています。

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