もしも・・・

ちょっと早く到着し過ぎて、約束までの時間を潰すのにカフェに入り、緑の中庭を眺めながら、ちょっとなんだか穏やかで優しいメロディーが店内に流れ

持っていたカバンを胸に押し当てながら、「もしも、私が居なくなったら・・・・」を想像して、一人ちょっとだけ一瞬泣きそうになっていました。

今日は三か月後にまた来てくださいね、の検診日。

もしも余命宣告受けたら、海外旅行に行こうとか、美味しいモノ食べようとか、いろんな人に会いに行こうとか、なんでもない時にはそんなことを考えたりもしてましたが

今日、検診を直前にして、ふと不安になって、海外旅行に行きたいとか、そういうことじゃなく、あぁ、まずお墓参りいかなきゃ!って

また葉っぱだらけになっていそうな実家のお墓と、草が伸びていそうな嫁ぎ先のお墓のことを思い出して、それから家族のことを思い出して、

あぁ、もっとしてあげられること、一杯あるよな、って反省モードというか何かしてあげたいモードになっておりました。

持っていたカバンの中は、義父が146周した、四国八十八ヶ寺の朱肉の匂いのぷんぷんする、まっかっかな御朱印帳。

「どうぞ、守ってください」そう念じながら予定の時間を待っていたんです。

結果はですね、「前回からは大きくなってないし、半年後に診せてもらったらいいかな。」とのことで、ホッと。ホッと。

あ、変にご心配かけてはいけないので、乳腺線維腺腫、っていう良性のしこりです。ただ、葉状腫瘍である可能性もゼロではないので、

定期的に診て行きましょうね、というものです。

やっぱり守って下さったな、という想いと共に、そろそろ提灯ちゃんと出してくれ~よ、掛け軸も壺も替えてくれ~よ、って言われているような(笑)


健康でいられる有り難さを、ついつい忘れてしまいがちですね。

息子の歯も、歯で済んでよかったんだと、守っていただいているんだよ、と母校が高校野球勝ち進んでいるので、急遽明日帰ってくる息子にしっかりと言って聞かせます。

やっぱり結局小心者じゃん、私^^;を突き付けられた感もありましたが、なんでもなくってほらね、ってまた能天気にすぐなっている私がいて^^;

いい加減なもんだよなぁ、ってつくづく思います。

でも、明日は絶対じゃないんです。後回しにせず、今できることを今、です。













コメント

このブログの人気の投稿

帰省

退職のお知らせ

卒業