通帳に

プライベートで送金することがあり、郵便局に行った際にある手続きでキャッシュカードは今お持ちですか?と。

なるべくカードは増やしたくないので作っていないとばかり思い込んでいたら、この通帳をお持ちということはカードは必ずあるはずですよ、と^^;

自宅に帰ってもう使わないモノたちを入れているところをよくよく探すと、ありました、ありました。郵政省時代のちょっと色あせたカード。

名前も旧姓のまま。

なんだか、懐かしい・・・・・

古い通帳も今更ながら開いてみると、私が学生時代にせっせと送金していてくれた記録がくっきりと。

時々父の字で、定解とか信金より、とか書き込んであります。定期を解約したり別の銀行から移動させたりしてくれていたのでしょうね。

今見れば結構な金額をまとめて入れてくれています。

「ワシは体形が変わらんけぇ30年前のスーツが今でも着れる。父さんはいいものしか買わんかったけぇ、生地もいいし今でも着れるんじゃ。」

なんてこと、よく言っていましたが、自分のことには本当にお金を費やさず、ゴルフをするわけでも旅行に行くわけでも、外食をするわけでもなく、服も本当に買わないから、父の日やクリスマスにはいつも娘たちから服を無理やりプレゼントしてましたっけ。

3人の娘の為に、そして次へ引き継がせる幼稚園を無借金経営にしておくために、贅沢をせず、ひたすら貯金をしていた父。

これから長女が大学生になります。母の気持ち、父の苦労、今になって感じ入ることばかり。でも反面きっと楽しかっただろうな、とも思います。

ちゃんと両親の想いに、それなりに応えられていた娘たちだったのでは!?という自負もあります。

でもでも、もっともっと親孝行できていれば、という心残りも沢山です。

その分を今度は我が子どもたちへともっともっと向けてやらなきゃ、とまた心新たに通帳を見ながら誓う、私です。






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