最後の参観日

中三の娘の最後の参観日。

科目は「道徳」
この学校の姿勢を感じます。
小児がんと闘った、男の子とその家族のお話でした。
きみたちが感じる、「しあわせだなぁ~」って思う時はどんな時があるだろう?
そんな緩やかな出だしから、笑いあり、どよめきありのそれぞれの発言後、DVD鑑賞に入ります。
すぐにピンと張り詰めた空気に変わります。
溢れる涙を、止めることはできません。
「あたりまえ」のごくごくありふれた風景が、一つ一つなんと幸せなことか・・・・・・
生と死と、隣り合わせにいるんだよね。
必ず死はやってくる。
誰にも一度だけ。
じゃぁ死に向かっているだけなのか。
そうじゃないと、先生は思うんだ。
今、この時を精一杯輝かせなくちゃ、その瞬間を大事にして欲しいんだ。
言葉を選びながら、語ってくださいました。
生徒と先生が退席したあと、学年主任のベテラン先生が、
「彼はね実は夏前から最後の参観日は学年全体でこの命をテーマにした道徳をしたいんです。と申し出ていたんです。」
と、保護者に話してくださいました。
高校生に上がるこの節目の今、命のつながりを考えながら、今までを振り返って、これからどうしていきたいか
どう生きていかなくちゃいけないか、そういうことにちゃんと向き合ってほしい、と考えてくださったそうです。
親である私自身も、いろいろと忘れていたことを思い出させてもらいました。
先生、ありがとうございました。
子どもにも、今夜言わなくちゃ。
生まれてきてくれて、ありがとう。

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