成人式

全国で成人式が執り行われたようですね。

ウン十年前の自分たちのときを思い浮かべながら
まぁなんと盛り盛りの髪だこと!!
色と柄の派手なこと!!
とニュースや街行く成人たちを眺めておりました。
今じゃ、ちょっと考えられないですけど、私がまだ本当に小さかった頃、呉服屋さんが風呂敷を抱えて普通によく出入りされてたんですよね。
(すごく古い人か、すごくお嬢様みたいですけど、そうではないんですが・・・・念のため^^;)
忘れかけてましたけど、そういえばそうだったんです。
来られる度ににもちろん買うわけではなく、おばあちゃんがお茶を振舞ったり、火鉢をつつきながらただおしゃべりしたりとか、世間話をしたりとか・・・・
反物をくるっくるっときれいに巻き取っていくあの所作が美しくって、させてもらいたかったけれど
デパートにかかった服を触るのも、触っちゃだめっ!、と言われてたくらいで我が家では新品のものを子どもが触ることはタブーなことだったので、
さすがに言い出せなかった記憶があります。
呉服屋さんがいろいろ持ってこられたときには、おばあちゃんはもちろん、母やおばや姉や、みんながぞろぞろ寄ってきて
部屋いっぱいに色とりどりの反物が、流れ広がった風景は、今思えばすごく豊かで雅な女だけの時間だけだったような気がします。
私たち三姉妹といとこたちが着た振袖に娘が袖を通すまで、あと6年。
きっとその頃の流行とはかけ離れた色と柄なんだろうと思いますが、喜んで袖を通してくれるような娘に育ってくれているように
願うような、祈るような・・・・・・です。

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