投手の母

河口近くの芦田川の風を受けながら、昨日は野球のお茶当番。

かなりの強豪チームで、見るからに体格もしっかりしていて動きもキビキビとして、こちらのチームは最初っからなんだかビビリ気味^^;
案の定、初回から気持ちいいくらいに打ったボールが飛んでいきます。
長い一回の裏が終わった時、監督から
「何をびびっとんな!みりゃ、誰でも強いのはわかる。やったらもっとわかる。じゃけ~ゆうてビビッて自分らしさを出せんでどうする!一人でしょうるんじゃないんで。野球はみんなでするんで!ええか、びびるな。向かってけ~や!」
解読できましたでしょうか。備後弁でした^^;
といったところで、やっぱり強くって、追加点は増えていき、ピッチャー君は途中肩がヒクヒク・・・・・
どうやら泣いてます。
そしたらね、キャッチャーがね駆け寄っていき、肩をたたいてます。内野が集まり、外野も寄ってきて・・・・・
うちのチームは今までそういうのがなかったんです。初めてでした。辛いけどいい光景でした。
ピッチャー君のお父さんは二塁で審判してらしたんですけど、心で一杯声をかけていたことと思います。
彼は最後まで投げぬきました。そして最後の最後の回で1点相手チームからもぎ取りました。
たまたま彼のお母さんは三試合目から来たのでその姿は知りませんが、きっと見ていたらすごい葛藤があったことと思います。
苦しかったり腹立たしかったり、切なかったり、愛おしかったり・・・・・
二試合目、うちの長男君がピッチャーでした。
3,4年チームということで、相手もグッと身体も小さくなって似たり寄ったりの力具合で、初回こそ三点入れられましたが
あとは見事に投げきって、勝利投手となりました。
わが子ながらカッコイイ!!と、何度も心でガッツポーズをしたり、大きな拍手を送ったり。
三試合目は、一試合目よりぐっと攻撃力が出てきましたが、それでもやっぱり大差で負けました。
三試合目のピッチャーの母は、それはそれは何度も何度も声援を送っていました。
投手だけに限りませんが、選手の母というものは本当に胃がキリキリ痛いものですね。
でも、勝ったときにはそれはそれは気持ちよくて、鼻高々で、どうよ!!っとは言いませんけど、言いたいくらいのいい気分。
勝ったときのうれしさと、負けたときの悔しさと、出来ないときの恥ずかしさと、出来るようになる嬉しさと
やっぱり両方が行ったり来たりするからいいんですよね。
しかも、まだ小学生だからその幅も広くて先が無限に思えるから、親も熱くなり、本人も張り切って、その分期待も大きくなったり^^;
いい顔の長男君と、いい雰囲気で帰ってきましたが、
「ボク中学校になったら帰宅部がいい。」なんじゃそれ!?やっぱり心中が読めない長男君なのでした^^;

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