平和学習

今日は四年生の長女の平和学習に親も同伴で行ってきました。

千羽鶴を持って学校を朝バスで出発。
平和公園には数年前行きましたが、資料館に入ったのはそれこそ小学校の遠足以来二十数年ぶり。
原爆の子の像には、千羽鶴を納める屋根つきの場所がちゃんと設けてあったり、語り部の方のお話が聞けたり、講習会ができるようなきれいなホールができていたり。
資料館もずいぶん変わっていました。
ただものすごい数の修学旅行生と遠足の子どもたちでホントごった返しておりまして、ゆっくり落ち着いて見れる状況ではありませんでした。
日本って少子化が本当にすすんでるの?というくらい子どもがうじゃうじゃといて、そちらのほうがびっくりするぐらいでした。
地図を片手に親子で記念碑巡りをしているとき、韓国の方の慰霊碑があり、台の下の部分が亀になっていました。
ほかのお母さんときっと何か意味があるんだろうね、なんて話していましたらあるお年寄りが
「その亀は山口のほうを向いとるんですよ。」
と話しかけてくださいました。
「ほかのものは大体東、東京のほうを向いて建てられているんじゃけど、これは朝鮮、今は韓国よねぇ、に帰りたいじゃろうと、山口のほうをむいとるんです。」
それからそのころの様子や、建てられたいきさつやいろいろ語ってくださいました。
やはり聞かなければわからないこと、知らなかったこと、たくさんあります。
その方も、語らずにはいられないし、それが生きて今ここにいる役目というか使命というか・・・・・
教えるのとはまた違う、押し付けるのではなく、優しくて穏やかで「語る」というのが一番近い表現でしょうか。
広島に行って資料館を見学したから、鶴を折ったからそれで終わり、ではなく、行ったからこそ、見聞きしたからこそまたそこから新たな学習を学校でもしていって欲しいと思うし
家庭でも折に触れて考えたり、伝えたりしていきたいとしみじみ感じました。

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