行きたくない病

今回の行きたくない病は末っ子ちゃん

このところ幼稚園に着いて自転車から降りる頃からアヤシイ雰囲気。
「ボク、ヨウチエン、イカン」
にこやかに迎えてくださる副園長先生の手も今日は握らず、眉がへの字。
担任の先生は他の泣き叫んでいる女の子とやり取りの真っ最中で、声をかけにくく、時間が気になるばかりの母。
でも今日はもう遅刻ささせてもらおうと、しゃがんでじっくりと話をしようとしましたが理由がはっきり言えるわけでもないし、平行線のまま。
9時5分前まできたところで、丁度以前担任だったベテラン先生が通りがかってくださり、
「あら~、どうしょうるん。母さんが出張のとき、さびしかったんよね~」
と言いながらそのまますーっと連れて入ってくださいました。
きっとね、ぐずぐず言ってみたいんだと思います。お膝に座っていたいんだと思うんです。
話をしようとしゃがんだら、そのまますっと私の膝に座ろうとする末っ子ちゃん。
私だってそうさせてやりたいし、お膝に座ってよしよしとあたまをなぜてやりたい。
でもやっぱりそうは行かない時もあれば、そうすべきではない時もある。
もちろん、そうしてやるべき時もこの先にもまだまだあって然るべきだとも思います。
おじいちゃんにお願いすれば私も朝が楽になるし、本人も案外楽になるかもしれません。
でもやっぱり末っ子には甘いんですかね。送って行ってやりたいんです。
真ん中の長男は下が生まれたということもあってほとんどおじいちゃんと行っていました。
それはそれでよかったとは思いますが、どこかで可愛そうなことをしたな、というのと手を抜いたわけではないですけど、なんとなくそんな後ろめたさもあって、なるべく送って行ってやりたいのです。
幼稚園生活も終わりがくることを感じ始めると、なんだかどんな小さな出来事や仕草も見逃したくない、なんて気になるお母さんは私だけではないはず。
こんなに可愛くて密な時間は今だけですから。

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