リス発言


好きな動物は何ですか?

えっとねぇ・・・・・リスです!

「せんせ~、あのね、リスが触れるところがあるんだよ。教えてあげる。」

そういって、恥ずかしそうに話しかけてきてくれた小3女子。

教育実習初日、質問タイムで交わされたこの「リス」発言に勇気を出して話しかけてきてくれた、おとなしそうな生徒に、感動より前に申し訳なさが溢れてたまらなかった我が娘。

別にリスが特別好きだったわけではなく、一般ウケしそうでみんなも知っている可愛い動物、ある意味適当にとっさに答えたこのリス。

適当な答えに対してこんなにも真っ直ぐな瞳で教えに来てくれた生徒。

「もう申し訳なくてさぁ、こっちは適当に言っちゃててさぁ」、としきりに電話の向こうで繰り返している娘。

「子どもはね、学校の中では先生の言葉が全てだからね。誰が、どう、どの言葉を拾ってくるかわかんないから、そこは心して言葉を発しなくちゃね。」

「だよねぇ。すっごく思った。責任あるよね。」

今週から朝6時21分のバスに乗って、電車に乗り換え、鎌倉の小学校へ教育実習4週間。

2年続けてその学校には修学旅行や野外活動の引率のボランティアで行っていたので、実習の受け入れもすぐに快諾していただき、知っている生徒もいて

朝礼ではすでに「せんせ~!!」って6年生が手を振ってくれ、出だしは順調だったようです。

「6年生がそうやって全校生徒の前で受け入れてくれたなら、そりゃラッキーだったね。

他の学年の子にとって6年生は神様みたいな存在なんだから、それだけで、6年生がそんなに嬉しそうなら、きっといい先生なんだろうな、っていう目で見てくれるってものよ。」

「へ~、そんなもんかなぁ。だといいなぁ。」

さぁ、これからまさに今この瞬間も新しい体験をしていることでしょう。心折れそうな時もあるでしょう。でも今までにない充実感や達成感も味わうことでしょう。

そして何より、自分自身の足りない部分を体感し、次への課題を見つけることでしょう。報告が楽しみです^^









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