21年




阪神淡路大震災から21年の歳月が流れました。

ある40代の女性が、「母と同じくらいの齢に近づいてきて、やっぱりもう少し生きて欲しかった・・・」と。

数字で言うと21ですけれど、人ひとりが十分成人して社会に出ると思うと、ものすごい年月です。

亡くなると、そこで亡くなった人はそこで止まったままですが、残されたものは刻々と流れる時の流れに従うしかありません。

姉の齢を十分越して、母の年齢も着々と近づいてきた私には、その女性のつぶやきがとてもとても胸にずんと響いてきました。

自分の周りは確かに動いているけれど、自分自身も動いているけれど、その瞬間のあの時は止まったまま。不思議ですよね。

予期せぬ事故や事件、天災などで命を奪われた方々は、きっと自分が想像するよりずっとたくさんたくさん実はいらっしゃるんだと思います。

今回のバスの事故もそうですね。多くの人が一度にということもあり、取り上げられる頻度も高いけれど、色々な事故や火災や事件は、今この瞬間も起こっているかもしれないのです。

命が失われ、家族が遺族になる。。。。。。

竹灯篭に今年新たに「未来」という文字の形が並べられたとニュースにありました。

震災や事故や事件の記憶や教訓をどう未来につないでいくのか、残されたものの役目ですね。





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