したたかに


 
昨日長男君たちのチームは、中国地区大会にてベスト8で敗退となりました。

中国地区大会に名乗りを上げた学校はどこも常連校の中で、唯一の初出場チーム。笑顔で終えることは叶いませんでしたが、

「君たちは、しっかりと新しい歴史を刻んでくれた」と、校長先生もねぎらいの言葉をかけてくださいました。

データ班としてこの大会に参加した長男君。大会中もずっと解説をしながら録画をし、帰ってまとめて、分析をし、睡眠時間はごくわずかだったそうです。

最後は分析をするメンバーも指名させてもらったようで、本当に責任ある仕事を任されて、よい経験をしたようです。

何より、チームメンバーがホームランを打ったあの球は、ピッチャーの指の癖から導いた分析通りの狙い球だったらしく

打った本人も、分析した長男君も、してやったりの会心の一撃。

そんな喜びもあるんだなぁと、改めて野球の面白さを私も少しかじらせてもらいました。

多くの試合を集中して見続けて、それをさらに分析することで、長男君の引き出しはぐんと多くなったはずです。

私はどこかで、長男君はこの役目に徹していくのもいいのかもね、なんて正直思っていたんです。長男君もそうどこかで思い始めてるんじゃないかな、と。

でもそれは、大間違いでした。

「終わっちゃったねぇ。」という言葉に、

「これでやっと、これからワシの出番がくる。」

(あぁ!!そうだ、そういうことなんだよね・・・・・・そりゃ、そうだよ!)

こんなにしたたかに、熱い闘志を持っている人とは正直思っていなかった母。驚きと共に申し訳なさでいっぱいに。

きっと長男君だけでなく、選手それぞれが、この悔しさをバネにもっと、もっと、という想いをさらに強くしているはずです。

そんな高校生球児が、全国でメンバーとの戦い、何より自分自身との戦いを繰り広げていることでしょう。

子どもの部活動で、こんなにも楽しませてもらい、勉強させてもらい、夢まで見させてもらうとは、本当に感謝感謝。

5袋の洗濯の山も・・・・・はい、あともう少し頑張ります^^;
























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