納得

 
 
夏の甲子園へ次々と名乗りを上げている今日この頃。

長男君のこの夏は、惜しくも県ベスト8で終わりました。といっても今年は長男君はスタンドでの応援でしたが、来年に向けてまた更なる想いをそれぞれが胸に秘めたことでしょう。

ベスト8とはいえ、長男君たちのチームとしては絶対いつかは越えなければいけなかったチームと対戦して、その壁を乗り越えられたことが

監督を筆頭に現役はもちろん、歴代の選手やその当時の保護者も関係者も、何より大きな喜びとなりました。

決勝戦の9回表まで勝っていて、逆転負けして目の前の甲子園が去って行った4年前。

あの日から、公式戦で一度も勝てず、昨年もやはりリベンジできず、またやはり目の前に立ちはだかった因縁のチーム。

試合直前に雨が降り始め、20分ほど様子見に。吹奏楽部も楽器が濡れるので一時退避。その頃相手のスタンドから聞こえ始めた「栄光の架け橋」

誰が合図したわけでもないのですが、こちらの選手たちも顔を見合わせながら口ずさみ始め

それはそれは、あっという間に大合唱となりました。

歌い終わるとお互いがお~ってそれはそれは嬉しそうに笑顔で拍手が沸き起こり、太鼓がドンドンと鳴り響き、もう私たちはそれだけでもう感動で胸がいっぱいに。

そんな素敵な一体感の中、意外にあっさり雨が上がり、試合が始まったのです。

立ち上がりから、いつも以上にいい緊張感と押せ押せムードが漂い、ピンチと思えるシーンも全て面白いくらいにグローブに球が吸い込まれ、もしかしてこれはいけるかも!?と期待に胸が膨らみます。

でも、そこが高校野球ですね。9回表相手チームのキャプテンの打った球は一直線にスタンドへ。もう1点もやれません。

でも、そこを何とかみんなで踏ん張って、ようやく手にした勝利。

それでも、笑顔を最後の最後まで続けられるのは日本中の中のたった1校だけ。それが現実。


昨日、こんな言葉をもらいました。

「納得が後悔を上回るものであれば、理想的ですね」と。

本当に、そうですね。あらゆることに当てはまる。私自身にも、言い聞かせています。



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