一周忌

間もなく父の一周忌。

去年の今頃、日ごとに日没が早くなる夕暮れ時に車で病院と会社と何度も行ったり来たりしていたのが、何だかもう遠い昔の出来事のようです。

あの日も、撮影が間近に控えていて、どうしても外せない会議があり、本人から来てもらえないかと電話があった時、行ってあげれなかったんですよね。

その前の日の夜も普通に電話で話してたし、まさかそんなことになるなんて、思ってもみませんでしたもの。

意識がもうろうとしたり、少し落ち着いて普通に話が出来たり、そんな何週間かが続いて、一番普通に穏やかに、姉と一緒に話をして、またね、と手を振った十数時間後に

誰も知らないうちに、静かに息をひきとるなんてね。。。。。。

病院の行き帰りにいつも流していた音楽を、一気にいろんなことを思い出してしまいそうで、なんだかあの日からまだ聴けません。

冬空の夕暮れを一人車を走らせるには、気持ちを奮い立たせるように大音量でアルゼンチンタンゴを聴くしかなかったのです。

明日は午後からお休みをいただいて、いろいろな段取りをさせてもらってきます。枯葉もいっぱい落ちていることでしょう。部屋はどうなっているでしょうか。

納骨をまだしていないので、明日は父の部屋にて最後の夜を二人きりで過ごすのです。

最後の親孝行というか罪滅ぼしというか、この夜だけは絶対に持ちたかったのです。私にとってのグリーフケアの一つともいえるのかもしれません。

わたし、ファザコンでしたからね!!

と~さん♪日本酒と、でべら持っていくから、待っててね!






コメント

  1. いい娘をもって・・・
    お父さんきっと喜ばれることでしょう。
    朝から涙が止まりません。

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  2. 朝から泣かせてしまったようで、スミマセン。。。。
    残念ながら夢には出てきてくれませんでしたが、朝起きたらビールが減っていたような!?
    ひとつまた、区切りです。

    返信削除

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