出来た時間?あった時間?

高2の娘は現在携帯電話、没収中。

18時の門限に間に合わなかったことに加えて、10分ぐらいだし、という余計な言い訳をしてしまったおろかな娘。

「10分でも1時間でも、遅刻は遅刻でしょうが!!」って言われるにきまってるじゃないですか、ねぇ!まったく。。。。

連絡を入れるための携帯を持ちながら、一報を入れなかったのですから何のための携帯電話かわかったものじゃありません。

もちろん高校生ですからね、クラブ活動では毎晩20時近くなりますし、お祭りに行くだのコンサートだの、そういう時まで、絶対18時!!というきつい縛りはしていませんが

友達と遊びにいく、という週末は我が家では18時。みんなそれぞれ大きくなって時間も合いにくくなってきて、試合もクラブなども何にもない週末ぐらいは、家族揃って早めのご飯を食べて、トランプをしたり、昔のビデオを見たり、Wii大会をするのが 我が家流。

夏に時間を守れなくて、家族にとって大事な日に心配をかけてこっぴどく叱られ、携帯没収を体験したはずなのに、二回目をしてしまったので今回は当分父さん返す気配はありません。

そんな娘、昨日「こころ」を授業で数ページ勉強し、続きが読みたくてたまらなくなって、その晩最後まで読んだそうです。ようやくそういう文学作品を読んでくれたか、と、嬉しく思ったのと同時に

「なんで、『こころ』が読めたと思う?」と訊ねると、「え??なんでって、、、、、」

「最後まで読み続ける時間があった、ってことじゃない?携帯没収されて、時間、増えた気がしない?」

「うん・・・・それは、あると思う。しかも、そんなに不便じゃないし。」

「だよね、ゲームやネットをずっと何時間もしているとはもちろん思ってないけど、なんだかんだいってちょこちょこと、思っている以上に携帯に時間は奪われてるものよ。」

かくいう私もフェイスブックだの、このブログだの、仕事との関連もあるとはいえ、なんやかんや時間を使っています。時には使われていると感じるときがあります。

普段のメールでも、電話で一言、会って一言で済むことを、なんだか一字一句をいろいろ考え込みながらうってしまっていることがあります。

朝の連ドラのめいちゃんを見ながら、あの時代の時間のゆったりとした流れをステキだな、と感じている人は、私だけではない気がします。

時間の使い方、携帯やネットの使い方、距離の持ち方、現代人の私たちみんなの大きな課題ですね。

コメント

このブログの人気の投稿

帰省

退職のお知らせ

卒業