どよ~ん・・・・・・

日生、ニッセイではありません。「ひなせ」と読むのですが、岡山県と兵庫県の県境に近い静かな街ですが、このところ、尼崎「ドラム缶」事件で、すっかり有名になってしまったようです。

そんな、日生の海に近い球場で、長男君の県総体がありました。

今回も0-0の投手戦が続き、胃が痛くなるような試合で、手を合わせて祈りながら、ずっと応援していましたが

最終回、とうとう2点を入れられてしまいました。
最終回裏、1点を取り返しましたが、残念ながらそこでゲームセット。

その、決勝点となった1点は、うちの長男君のミスだったんですよ。。。。。。え、どうしてホームに投げないの??

センターからようやく返ってきた球を、ホームにすぐ投げていたらもしかしたらアウトになったかもしれないシーンで、彼は何故か持ったままで投げなかったんです。投げれなかったのかもしれません。それは判りません。彼自身も何故かといわれたら答えられるのかどうか・・・・

どうして投げなかった?なんて試合直後に私が聞いてやることではないので、聞いてはいません。聞きたいのは山々でしたが・・・・

落とした、とか逸らした、とか暴投した、のではないからエラーとはいえませんけど、でも投げてれば・・・・という思いは誰しもが持ったあのシーンは、今も目の前にはっきりと蘇ってきて

どよ~~~~んと、してしまうのです。

長男君は、もっともっとでしょう。監督も仲間も、保護者も。。。。。。

もうその場に居るのがしんどくて辛くて、誰かに突っ込んでもらった方が自虐的なことでもいって紛らわせることもできるのに、そういう時って誰も何もいいませんよね^^;いえませんよね。

勝負は誰か一人のせい、ではないとは解っていても、でも、でも、やっぱり、ねぇ。居た堪れないものです。中学、高校、と大きくなればなるほど、その一勝がなんだか重く重くなってきますよね。ホント逃げ出したいくらいでした。

すみません、うちの子のプレーで、なんて謝るのもおかしなことですし、それを誰も望んでいるわけでもないし、あぁ、でも居た堪れないこの・・・・あぁ・・・・でも、逃げるわけにも行かない、って父は父達の円陣の中で母は母達の円陣の中で、それぞれに笑顔を作りながら必死に戦っておりました。

でもね、だからこそ、「すごい!!」と思うのですよ、我が子ながら・・・・・

「わしじゃったら、野球なんて絶対せん!絶対球くるな!って思う。弓道は(主人は学生時代弓道部だったんです)団体戦もあるけど、自己との戦い。しかも向こうから矢が飛んでくるとか、なにかが起こることは無いけど、野球は何がいつ、どこへどんなのがくるか全くわからんのに、ようやるわ。」

「そうそう、ピアノのソロは失敗しても自分が下手なんです、練習不足です、って自分が恥をかけばいいけど、人の伴奏の時は、迷惑かけられないから自分の時以上に緊張していやだったわぁ。あれだけのにメンバーや出られない人の分も背負ってなんてねぇ。」

後ろの座席で、ぐっすり寝入った長男君をチラチラ眺めながらそんな話をしながら帰りました。

親も親として、ものすごい試練を与えてもらって、嫌なもんですけどね、正直なところ。でも有り難いことだと感謝しなくちゃ、とも素直に思えます。

まだまだ、いろんな想いをさせてくれることでしょう。あぁしんど!でも あぁ楽し!!



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