同行二人×7

同行二人、お大師様と私との二人旅。
四国八十八ヶ所霊場を巡るお遍路さんを体験してきました。

65回目を現在進行形のおじいちゃんのたっての願い。
ぜひとも孫と一緒に周りたい・・・・
ということで、主人と子ども三人と私の父まで連れ立って、上は80歳から下は5歳まで総勢7人で行って参りました!!
白衣を着て、菅笠をかぶり、念珠とお賽銭を袋に入れ、納札入れは長女が代表で持ちまして、おじいちゃんのお勧めコース、高知から海岸線をずっと走り、徳島に入る一泊二日の旅。
実を言うと子どもたちは、「何でそんなん行かんといけんの?」
と、最初のお寺、大日寺に着いて車から降りてもちょっと不機嫌。そりゃ普段着慣れないものを強制的に着せられ、笠をかぶるんですものね。
でも降りてすぐに、一人の男性が「よかったら一緒に写真に写ってくださいませんか?ウチの奥さんが写りたがっているんです。」
と声をかけてこられました。
「どうぞ、どうぞ、喜んで。」
と奥様のもとへいって、少々緊張気味で写真に納まった三人。
その奥様はおそらく何か大きな病気をされたのでしょう。まだ50代後半ぐらいの若い方でしたが、表情が無く歩くのもご主人に支えられて少しずつ。
「きっと何か病気をされたんだね。一緒にこうやっておまいりしてお大師様に手を合わせてお願いをしてるんだと思うよ。」
それ以降は文句を言うことはありませんでしたし、進んで手を合わせるようになりました。
あとから「あのおばさんに、おじいちゃんの金のお札をあげればよかったね。」と残念そうな長女。
子どもたちも何か感じたのでしょうね。
あ、末っ子ちゃんだけは寝起きで車を降りていかなくちゃいけないときはさすがに、え~ボク行かんとか言ってはいましたけど!
でもね、そんな時も前を歩いていたおばあちゃんが、
「えらいね、がんばって。」
と、あめちゃんをそっと手渡してくださったりして、またそこからえんやこらと^^
やっぱりね、こうやって他人様に声をかけてもらって褒めてもらったり、叱ってもらったりして子どもは大きくなるべきだなぁ、とつくづく思いました。
親だけでは限界もあるし、やはり人生経験のある方の言葉ややり方には学ぶべきところがたくさんあります。
どこへ行っても「まぁ可愛い。何歳?えらいね、がんばってね、どこまで行くの?」
と声をかけてもらい、手を振ってもらえば、三人も変な格好はできません。
見られている、ということを意識すればするほどしぐさも丁寧になるし、手の振り方までまるで皇族の方みたい!?
今日中にいくつ周って、何時までに宿に入って、とおじいちゃんの万全なるスケジュールが組まれていたので、ここでちょっとのんびり、とか寄り道を、というわけにはいかなかったので
次回はもう少し一つ一つのお寺をゆっくりと見てみたいなぁ、できれば車もいいけれどもう少し四国の道をちゃんと歩いてみたいなぁ、と思いました。
おじいちゃんの言っていたとおり、本当に子どものお遍路姿は、親が言うのもなんですが可愛くっていとおしくって、清々しかったですよ!
おじいちゃん、ありがとうございました。

コメント

  1. 同じ頃、私は古都散策で心の洗濯をしておりました。
    帰途の新幹線で福山を通過するときには、「ああ、今度は
    チーフさんを訪ねよう!」と、車窓からラブコールしてましたよ♪
    それに、主人が愛媛の出身ですから、いつかは私も八十八ヶ所を
    回ってみたいと思ったばかりでした。

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  2. 日本てやっぱりいい所ですよね^^
    普段着で回られておられる方もいましたが、やっぱりせっかくならばカタチから。
    菅笠はしっかり頭も顔もガードしてくれて紫外線防止もばっちりでした。
    笠の文字はどうやら手書きのよう。
    もし回られる際はいい字を書いてくださるところ紹介しますよ!
    ・ス・ス月中に福岡に行く便が出来そうです。
    その際は連絡いたしますが、おそらく日帰りなので、弾丸トークを致しましょうね!!

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