発表会

明日は長女のピアノの発表会。

2年に一回行われるのですが、連弾あり、合唱あり、小物を使っての演出ありのなかなか凝った発表会。
6年前、発表会をはじめて見につれてゆき、その楽しそうな光景とピラピラのドレスににもうすぐ4歳になろうとしていた当時の長女は目がハート。
「わたしもした~い!!」
母の思惑通り、その気になってくれた彼女。
今だに「何でピアノにしたんだろ。」なんてぼやくと
「あら、あなたがこんなのした~いって言ったじゃない。」
ときり返させてもらっています。
でも昨日胸にずんとくることがありました。
たまたま学生時代の友人から電話がありまして、彼女の娘さんも最近ピアノをはじめたとか。
「でもだめねー。キリキリカリカリしちゃって、ついあれこれ注文つけたり怖い顔になって、お互いの精神ダメージ大きいワ。
でもさー、学生の時言ってたよね、うちのお母さんは、発表会とかコンクールで弾いたら、その後必ず『あなたのが一番よかった!一番上手だった!』って言ってくれてたって
うちの親はそんなこといってくれたことないから、なんて素敵なお母さんなんだろーって感激したこと、ずっと忘れてたけどこの子がピアノ始めてからふっと思い出したの。やっぱりすごいお母さんだったね。」
私自身もすっかり忘れていました。
練習しなさいよ、とはよく言われていたけど、ピアノのことでけなしたり怒ったりした事は一度も無かったことを。
そして弾き終わって席に戻ってくると耳元で『あんたのが一番よかった』って言ってくれていたことを。
わたしも娘が弾き終わったら例えどんな出来栄えであっても、笑顔で迎えてやることだけは心がけてきました。
でも一番よかったと、言ってやったことはありません。他の人のことを誉めたりしていました。
そのことがとても悔やまれます。
先ず我が娘を一番に認め、誉めて、抱きしめてやらなくちゃいけなかったんです。
明日は絶対言ってやろうと、今からそのときが楽しみでなりません。

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