衣がえ

10月1日といえば、衣がえ。
今年は丁度1日が土曜日だったので、今日が衣がえの初日となるのでしょうか。

とはいえ、今日街を見回しても、カラスの集団にはお目にかかりません。
詰襟の学生服自体が珍しい昨今ですから、当たり前なのかもしれませんが。
しかも、朝夕は涼しいとはいえ、日中はまだまだ暑いですよね!
うちの子の通う小学校では、衣がえはありません。いつから上着を着ましょうとも、長そででもいいです、とも決まりはないのです。
式典のときの上着の着用が決まっているだけで、あとは臨機応変にご自由に、となっています。
幼稚園では、衣がえ準備期間という名の長袖ブラウスだけでもいいし、上着も着てもいいし、体調と気候に合わせてご自由に、という一週間を経て、10月中ごろに衣がえの日があります。
暑い日もあれば寒い日もあって、暑がりの子も、風邪気味なときもいろいろですので、臨機応変にご自由にというのは、理にかなってはいると思います。
けれど、この日を境にきっちりと区切るという考え方も、やっぱり悪くないと私は思います。
学生のときの、教室が白から黒に変わる中に、季節感となんとなく気が引き締まった感覚が、今でも懐かしく思い出されます。
制服には、やはり制服らしい美しさ、というものがあると思うのです。
それは集団になったとき、一層引き立ち、制服としての意義も一段と高まると思います。
同じ目的意識を持った人たちが集まったときには、やはり制服というものは特別な機能と働きと美しさを発揮する、と私は思います。
そのためにも、私たちは魂のこもった美しい制服作りに一層努力する責任があるのです。
四季と共に暮らしてきた日本人。
やはりどこかで、今日から衣がえ、と区切りを持ちたいですね。

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