風と共に・・・・

笑っている顔か、怒っている顔しか思い浮かばない、本当に喜怒哀楽がはっきりしていて裏表が無くて、「天真爛漫」という四字熟語がピッタリな素敵なママ友が

天へと召されてしまいました。

自身の病気も、病状も覚悟の上で、「最後まで私らしく生きたい」と一年半、病と共に闘いぬいたそうです。

通夜や葬儀のあれこれの段取りも勿論、弔辞までも自身で腹心の友に頼んでいたそうで、その弔辞を一言も聞き洩らさないよう、私も必死に耳を傾けました。

友との約束を果たす弔辞を読む彼女の姿は本堂の奥にあって見えないけれど、その声はしっかりと響き渡って、多くの人の胸に刻まれました。

そしてね、ご主人が焼香する際に、そよそよと吹いていた春風が、急に強く吹いたんです。

わ、そこに居るんだね、と思いつつ気のせいかもね、って思ったんですけど

ご主人の最後のご挨拶の時、また強く風が吹き続いたんです。砂埃があがるくらいに。

あぁ、ここに居るからね、大丈夫、頑張って、しっかりって、ご主人を励ましていたんだろうなぁって、すごいなぁって。。。。。。


小学校の時、お誕生日会に呼んでもらって親子で行ったきりの10年以上ぶりの景色に、なんの変りも無かったのに

そこには大きく成長した3人のお子さんがいたということが、何より彼女が確かにここで生きてきた証なんですよね。

悔いが無い、といえばうそになるだろうけれど、精一杯生き抜いたということは、紛れもない真実だと。

またあちこちで、風を吹かせて頂戴ね。




















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