お洋服が語ってくれること

今日もお直しの商品がこちらへ一時帰宅。

毎日毎日頑張ってくれている様子が、ひしひしと伝わってきます。
おそらく制服って、パジャマを着ている時間より長いと思います。
場合によっては、一日10時間以上着ていることも少なくない人もおられるでしょう。
制服を着て車に乗って何時間も移動する人も、電車に揺られる人も、バスを乗り継ぐ場合もあることでしょう。
雨の日も風の日も、あの暑かった夏の日も、毎日毎日です。
さて、残念ながら、お線香で開いてしまった小さなあの独特な!?丸い穴は、接ぎ当ては出来てもウール素材ではないので、全くわからないように美しく!はできません。
ほつれは、ほぼ直せますが、生地自体に穴が開いたり、薄くなってしまって破れたような場合はこれもまた元のように、とはいきません。
スリットも、ほつれたくらいならば元のように、と直せますが、裂けてしまって裏地にまで及んでいるような場合は、処置は出来ても見た目が少々汚くなったり、ラインが少しずれたりということになる場合があります。
毎日着るものなのでなかなか、きっかけがないとは思いますが
もう少し早い時点で返してもらえると、重症化する前に何か手をうてたかも、という場合も多々あります。
女心としてそんなにサイズのことは大きな声では話したくない心情もあるのは十二分に判りますが
サイズ自体がその方に合っていなかったのかもしれないな、という場合もあるようです。
でもそんな一時帰宅したお洋服たちが語ってくれる、色々なことが、また次へのステップになるのです。
ならば、その間の服の貸し出しはどうだろう、とか、サイズの持たせ方を考えた方がいいかもな、とか、サイズ表をもっとわかりやすくできないか、
補強するための手段は何かないだろうか、とか、とか、とか・・・・・・
お直しは、はっきり言って非常に手間です^^;
縫い場としても、効率も落ちるし、正直ありがたい仕事とはいえません。
でも、このお洋服たちが語ってくれること、見逃すわけにはいかないのです。
なんといっても、大切なわが子ですからね^^

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