園長先生のお話

末っ子の通う幼稚園では月に一回園長先生のお話というものがあります。

そのあとは、主任の先生が、子どもたちの現在の様子や、取り組んでいること、また家庭で気をつけてほしいことなどを話されます。
今年は忙しいのと、三番目だしもう、いいか、も少々あったりして一度も行けていなかったので今日は行ってきました。
今は運動会前なので、特にいろいろ主任の先生のお話もあると思い出かけたのですが、やはりいろいろありました。
今の子どもたちは、本当に運動能力が低下しているようです。
運動オンチ以前に、体力が無い、筋力も無い、気をつけの姿勢すらできない子どもがいるそうです。内股になってあごが前に出て、指先が伸びないとか。
手を上に上げて、といっても必ずひじが曲がってしまう。
伸ばして、というと痛いという。
痛いぐらいがいいの、というけれど、長くは持たない。
先生は、「考えられないでしょ。でもそうなってきてるのよ。」
と苦笑いをされていました。
今はどこに行くのも車です。買い物に行っても、うろうろされると困るから大きな子どももカートに乗らされています。
階段の横にはエスカレーターがついています。
中学高校になっても親が車で送り迎えを当然のようにしています。
歩かなくなった人間の足はどうなっていくのでしょうか。
我が家はベビーカーは三人とも、2歳半を過ぎる前にはやめました。
子どもは従来歩きたいはずなのです。歩きたい時期にしっかりと歩かせてやれば、体力はもちろんのこと、歩くことが当たり前のことになります。
それを親の都合で、危ないからとか、一番は時間がかかりすぎて付き合うのが大変だからという理由で、ベビーカーに乗せたり車に乗せたり・・・・
3歳を過ぎてしまうと、楽なほうを選ぶようになります。言葉で表現するようにもなります。「だっこして、しんどい、あつい・・・」
影ふみをしたり、歌を歌ったり、あそこの電信柱まで、と目標を決めたり、あの手この手で、なるべくベビーカーも抱っこもしないで育てたおかげか、今日も自転車で迎えに行っても
「僕、走って帰るけぇ!!」
可愛い後姿を一生懸命追いかけながら帰りました。

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