裁縫箱

皆さんはどんな裁縫箱をお持ちですか。

私は結婚する時友人にリクエストして、裁縫箱をプレゼントしてもらいました。
もらったのは箱だけで、中身は自分で揃えました。
といっても、新しく買ったものもありましたが、ほとんどは小学生の時に家庭科で使っていたものです。
私たちの頃は25×20cmぐらいの長方形の箱で女子は鞠や扇、男子は兜の模様が印刷されていました。確か昭和30年代生まれの姉は、ピンクの半透明の箱だったような・・・
母に薄い紫のゾウがついた生地で裁縫箱入れを縫ってもらったことを、今でも覚えています。
花の形のマチ針のうらには旧姓が書いてあったりして、今でも十分役に立ってくれています。
今日バザーのための裁縫ごとがありまして、その時向かいの人の針山をみるとやはり花形もマチ針が刺してあり、旧姓が書いてありました。
「○○さん」と呼ぶと、「どうして知ってるの!」
とびっくり顔。タネあかしをしたら「なるほどね」と納得していましたが、他にもこ家庭科で使っていたはさみよとか、メジャーよという人が何人かいました。
そしてどれも、お母さんの字で旧姓が丁寧に書かれておりました。
今、針を持つこと自体、めったにない人がほとんどでしょう。
雑巾ですら、100均ショップで買う時代ですから。
裁縫道具には、なんとなく母と娘のつながりを感じるのは私だけでしょうか。
この夏休みに、娘と少しですが刺繍をしてみました。
一針やって見せただけで「母さんすごい!」と感心してくれました。
彼女が母になった時、思い出してくれるかしら・・・

コメント

このブログの人気の投稿

帰省

退職のお知らせ

卒業