落ちれば割れる

一昨日久し振りにグラスを割ってしまいましてね^^;なんであそこに置いちゃったんだろうとかメチャメチャ後悔しながら、お片付け。

そしたら昨日、「うちも今日食器割れたわ~。2個も。」って娘が帰ってくるなり報告。

なんと、最近の給食の食器は強化磁器っていうんですかね、割れにくいとはいえ、やはり割れちゃうことがあるそうです。

市内は全部なのか娘の学校だけなのかは娘も他を知らないから判らない、って言ってましたけど

私はてっきりさすがにあの銀のアルミとは思ってなかったですけど、プラスチックだと思っていたので、ビックリビックリ。

「そこそこ結構な頻度で、割れるよ~。手間取られるし正直迷惑^^;」って。

でね、割れると勿論片付けることもしますけど、校長室に行って校長先生に報告して、給食室に行って給食のおばちゃん達にも報告をするんですって。

先生が、ではなく先生と生徒で。

教室では泣かなかった生徒が、校長室に行って「けがはなかったですか?」「どうして割れちゃったんですか?」って一つずつ優しく聞かれているうちに、

ポロポロ涙をこぼし始めたらしく、泣きながら説明をする生徒。「よく解りましたよ。次からは気をつけましょうね。でも、先生一番大事な言葉を聞いてないな。」と校長先生。

そう、「ごめんなさい」の言葉。

モノはね、壊れるんです。気をつけていても壊れる時があります。わざとじゃなく壊れる時があります。それを知る事って、とても大事ですよね。

それでも壊してしまったことに対する事実は消えないわけで、わざとではなくてもやっぱり大事な「ごめんなさい」

でもね、私とても感動しましたよ。モノは壊れる、ということを幼い時に体験することはとても大事。わっ、どうしよう!!!っていうあの胸の痛みを感じることは

人の痛みもわかるようになる、大事な成長の中の経験だと思うんですよね。

割れにくい食器も随分増えました。丈夫なことはいいことです。ケガをしたりも嫌ですよね。でも、やっぱり転ばぬ先の杖ばかりを提供し過ぎる中で育つと

やっぱり知恵はつかないし、心も育ちにくいように思うのです。

学校の備品を壊すことは、決していいことではないですけれど、子どもの成長の過程の中の代償としては、安い!?もんです。

そして、ちゃんと校長先生だけでなく給食室の皆さんにも謝りに行く。それって素晴らしい心の教育ですよね^^

私、めちゃ感動してしまいましたよ。そんな学校で娘も学ばせてもらっていると思うと、安心安心。有り難いことです。

毎日学びですね。


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