経験、経験

メチャ不機嫌な声で「書き方まちがえたし。やっぱり1人で先に書くんじゃなかった。」

と、チョーどんより落ち込みまくった末っ子ちゃんが、パジャマのままボ~っとソファーに座ってます。

こんなに暑いけれど季節はもう秋。巷では大学入試のアレコレが動き始めておりますが、三人の子ども、それぞれ違う高校だったので、受験に対する対応や姿勢も色々様々。

で、末っ子ちゃんの学校は、入試の書類は自分で書き、お金の振込も自分で行くように、というのがポリシーらしく、しかもATM不可で必ず窓口ですること、なんですよ。

上二人は何もかも学校がお膳立てしてくれていたので、三人目にして初めて、ほ~、センター試験の要項ってこんなに立派な冊子なんだ~、と目をパチクリ。

今までは振込や各種郵送なども、平日は学校に行ってますから何も疑問に思うことなく、私がしてきました。

で、普段は何でもありの超フリーな感じの学校なんですが、ここに関しては学祭の代休のピンポイントのこの日の夕方四時までに自身で振り込むよう、何度も念押しの指導。

で、「よく読んで用意しておきなさいよ、郵便局には一緒にいってあげるけぇ」と言い残し出勤した私。

さていつ頃書いたんでしょうねぇ、一番右端の控えの用紙欄。一番枠も狭いし、他でも名前だけの枠もあったので、まさかこのスペースに住所も書かせると思わなかったらしく

ど~んと名前と振り仮名を書く→ 余白がほぼ無い状態→ おところ、に気が付く→ どよ~~~んと落ち込む→ 私が昼休憩に帰宅。という図 

「そういう経験をさせる為のこれってことだよ。」と諭すしかないですよね^^;
見栄えじゃなく必要情報が記載されてたらいいから、この上に何とか書けば大丈夫。」

と言っても「こんなんじゃ、提出できんし。マジうぜぇ。」って、おぉ~このフレーズ

幼稚園の頃フェアリーさんが抜けた歯と交換で銀貨を持ってくるのを忘れた朝の、「フェアリーの奴うぜぇし」発言とおんなじ~~って、私メチャ笑いそうになりましたよ。

「何事も経験経験。これで次絶対に間違えないし、こういう提出物の時、より慎重になるじゃろ。どうしたらいいか、必死で考えるじゃろ。それが大事っていうこと。
ねぇちゃんも、ガソリンスタンドで作ったカードが何度も不備で返ってきて、どこが違うん!って怒ったり落ち込んでたりしたじゃん。みんなそうやって学んでいくんだよ。」

それでも猫背になりまくりのまま、昼を済ませ、とりあえず郵便局で聞いてみよう、と。

そこからは本人に任せて私は後ろで見てましたけど、でもね、やっぱりね、外に出てよそ様と対面すると、それなりにきちんとした言葉と態度で説明して

どうしたらいいか相談していましたよ。で、やっぱり住所は要るらしく、判読できる文字で書いてもらえれば小さくても大丈夫、ということで

小指立て気味にペンを持つ→ 一行でなんとか完結させる→ お金を払う→ じっと待つ→ おつりをいただいて、試験頑張ってください、とエールを送っていただき終了♪

まさに、先生方の狙い通り(笑)失敗含め、実際に現金を渡すことも、窓口でのやり取りもすべてが、やはり貴重で大事な大事な経験だったな、と。

私自身も、下の子になればなるほどなんでもやっちゃってあげ気味の我が身を振り返る、いい機会となりました。

でも確かに、そういわれてみればあの振込用紙の薄い細い赤字のおなまえ・おところ、見にくい!!そして、住所が要る場合と名前だけの場合と、確かになぜ両方混在!?












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