あの日から

阪神淡路大震災から24年。

先週末、神戸長田の下宿先で亡くなった学生時代の友人の法事に招いていただきました。

「33回忌まで待っていたら、ウチらのほうがもうあの世にいっちゃってるかもしれんけぇ
元気なうちに、みんなに来てもらいたかったんよ。」

そう言ってニコニコ迎えてくださったご両親は70半ばに差し掛かっているとは思えないほどお元気そうには見えましたが

それでもやはり、ご本人は日々衰えていく身体と向き合っておられるでしょうから、今しておきたいと考えられたようです。

それこそ、何十年かぶりに会った末の妹さんに、まだ学生さんだったあの頃からいきなりのタイムスリップで「あれ、もう眼鏡じゃないんだ!」という第一声を発した私

もう24年ですものね。でもまだ24年と感じられる人もおられるのでしょうね。

今でもお線香をあげて「おはよう」、というところから毎日が始まるご両親にとっての1月17日は、やはりご本人にしか解り得ない日なのだと思います。

生きて歳を重ねた私たちに会うことが、実際はどんな胸のうちなのかなんて、知る由もありません。

でも法事の後、賑やかにしゃべってしゃべって、しゃべり続けた私達やご両親、妹さん達の笑顔は、間違いなく友人はちゃ~んと見ていて、一緒に笑っていてくれていて

それをご両親も感じておられて、楽しかった~、来てもらってよかった~って、思って下さった瞬間があったのだと、思いたいなぁ。

圧倒的多数の女性陣のおしゃべりの最中、ずっと気持ちよさそうに寝ておられたお父さんが、帰り際に、いつの間にか庭で焼いてた焼き芋を、みんなに持たせてくださいました。

あぁ、なんか、おとうさんだなぁ、ってじ~~んと、そしてほんわかと。

お寺もお墓もわかったから、また会いに行くわね。待っててね^^








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