男のロマン


一年ぶりに向かった先は、市営球場。

三回戦にまでコマを進めてくれたので、長男君の母校の応援に行くことが出来ました。

懐かしい顔がたくさんで、嬉しくなっちゃいましたが、やはり試合前のピリリとした現役保護者席には、近くには行けても中にはとてもとても入ってはいけません。

応援する気持ちに何一つ変わりはありませんが、それでもやっぱり現役ではなくなった今の立場になると、正直何所か気楽、といっては失礼ですが

落ちついて、見ることが出来ますし、相手チームの好プレイや素晴らしい動きを目にすると、拍手をしたくなります。

特に今回の試合は相手チームの選曲が私たち世代をくすぐる者ばかりで、しかも生声で歌まで歌われちゃうと、ついついリズムを取っちゃったり。

今回は長男君に行かないのか聞いたら「あとは決勝戦まではいかない!」というので

なるほどそういう強い信念で臨んでいるのね!と思ったらただ単に試験があってヤバいから。ということでした^^;

それでも日曜ということもあって関東組もわざわざ帰省して応援に駆け付けている同級生もいましたが、ピンチが続く途中、ピッチャー交代になった時に

ベンチ真上の一番前のネットまで一人の同級生が走り降りてきましてね、ピッチャーの子に一生懸命声をかけているんです。その姿、ものすごく必死なんです。

でも、なかなか気が付いてもらえないんです。

そのピッチャーの名を何度も呼ぶ彼の後姿に、ものすごいいろんな感情が溢れていて、おばちゃんその後ろ姿に熱いものがこみあげてきてたまりませんでした。

あの暑い日も寒い日も共に過ごしてきた仲間にしか解り得ない、いろんなことが沢山たくさんあるんでしょうね。

ルパン三世の曲があんなにも切なく胸に響いてくるのは、まさに男のロマンが溢れているからなのでしょうね。

残念ながら次にコマを進めることはできなかった母校ですが、状況や条件がいろいろ変った過渡期の中で選手も保護者も、模索模索を続けながら、本当に頑張ってきたのだと思います。

さ、でもむごいようですが、もう次へと切り替えです。一年、二年生頑張って自分たちの新チームを!!三年生はペンに握り替えて、新未来を!!

おばちゃんは、また来年応援に行くからね!!!







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