大切な一人
今、私がこうしてここに居られるのはいろんな人のおかげがあってこそ。
その中でも私の人生の大きな転機を迎えるその時々に、必ずいてくださった大切な方が、また一人天に召されていかれました。
何にも持っていないのに、何にも知らないのに、「チーフ」という肩書から始まった私の仕事人としてのスタートから
「大丈夫、チーフがそう感じたんなら、それが正解なんです。」
いつもそういって、正解は教えてはくださらないけれど、感じること、考えること、軸になるもの、見失ってはいけないもの
それらを示し続けてくださいました。
とてもとても熱い方なのに、会議で決して声を荒げることなく、人を責めることなく、導き出せる方向を示唆し続けてくださいました。
ハートの塊のような方でした。
「すべてはここやから」と親指で自分の胸を指しながらウィンクをするようなあの目。あの仕草。
めっちゃハンサムに見えたり、めっちゃヤクザに見えたり、子どもに見えたり、カメレオンみたいな方でした。
きつねうどんが大好きで、先週大阪一美味しいきつねうどんを教えていただいて、送ってもくれるというので、贈ってさしあげたいなぁと、資料ももらったばかりでした。
そろそろ、展示会の最終状況をメールしようと思っていた矢先でした。
もうメールをしなくても、全てをご存知になっちゃうんですね。
でも返信はくださらないんですよね。
返信は私が感じるしかないんですよね。
できるかなぁ。
できなくちゃいけないんだよなぁ。
できるようにしてきてくださったんだものなぁ。
茶目っ気たっぷりの笑顔ばかりが浮かびます。
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