いつもの


我が家で一番ノッポになった末っ子ちゃん。

縦にばかり伸びて、薄っぺらい体型で父親には「ガリガリガーリック」と呼ばれておりますが、夏ズボンにもう替えようと履いてみたら

ウエストぶかぶか。計ってみるとシャツの上からで68㎝!!

「上着きんけぇ(着ないから)しわが目立っていやなんよぉ。」 確かにごもっともな余りようなので1本買に行ったなら、残念ながらいつものところはお休み。

一日も早く欲しそうだったので、いつもは買わないもう一件別の店で購入して帰って、「早速買ってきてあげたよ!仕事早いじゃろ!!」と自慢気に渡したら

持った瞬間、「え、これいつもの??」と。

「え、いや、休みだったから別のとこで買ったけど、そんなに違う?」と持ってきて比べると

確かに違う。手触りも違う。黒さも違う。

恥ずかしながら、私たちがよく言う「着たら解ります。比べたら違います。」そのものでした^^;

いつも買っているところのものより300円安かったんです。直ぐに欲しかったんです。

でも、いつものじゃない、って着る人だけには解る感覚。やっぱりどこか落ち着かないんですよね。

毎日着ているものだから。何時間も下手するとパジャマ以上に長く着る物だから、その人にはすぐに解る。

お客様が、待ってでも買って下さることに感謝する日々であり、何年か空いたお客様が戻ってきてくださったりして、よかったよかった、と胸をなでおろす日々ですが

こんなに身近なところで、リアルにそんなことが起きて、こんな!?男子でも解るんだから敏感な女性は、もっと感じているはずとすごく腑に落ちて

改めて、やっぱり「いつもの」制服、ってその人にとってはものすごい安心感なのだと、つくづくしみじみ・・・・・

「いつもの」、を安定供給するには生地メーカーさんとの協力も必須です。

いいモノはいいんです。高いには理由があるんです。でも、いいモノから廃番になっていくというこの現実・・・・・

道のりは険しいけれど、やれることを一生懸命。それだけです。


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