褒められた?

自分大好き芸人、かなんだったかお笑い番組を子どもが録画していたのを見ながら

「うわ~わかるわかる。」なんて受験生の娘が呑気に笑っています。

「そうそう、今日先生と面接しながらさ、うわ、かぁさんにめっちゃ自分似てるって思ったんよ!えっと、って話す前の間の取り方とか、姿勢を整える仕草とか~。頷きながら聞くとことか~」

娘が小学四年生の頃

「私、かぁさんみたいにはなりたくないんよぉ。だってかぁさん真面目系じゃん!わたしは芸人のあぶちゃんみたいになりたい!」

って言われた時は、なんだか微妙にショックでしたけど^^;

昨夜「かぁさんは、いいよ。うん、いい!!」かぁさんはねぇちゃんみたいに、自分大好きのナルシストじゃなくて、ちゃんと自分を持ってます系だけど、そんなにアピールし過ぎないし嫌味じゃなくていいと思う!」

う~ん、褒められたような上から目線のような、これまた微妙に喜んでいいんだかどうだか!?

時折突拍子もなく常識はずれなことをしてくれたりすることもありますが、結局ここまで反抗期と思われる時期もなく、無口になることもなく、部屋に籠ることもなく18歳になり、もうすぐ家から離れていく時期を迎えます。

地方にいると、高校を卒業する時家を離れるかどうするか、という大きな選択肢がありますね。

家から通える大学となると限られます。関西や関東にいる人は家から通うのがごく当たり前のことなので、子どもが家から離れるという感覚が薄いと思いますが

微妙な中堅都市の地方にいると、高校卒業後家を離れて出ていくのが珍しいことではありません。

その前に行ける学校がちゃんとあるのかどうかが先なんですけど、やたらと出ていくことばかり話しては

しきりに、「ねぇちゃんが居なくなったら、かぁさん、どうする?こうやってしゃべってくれる人いなくなるよ、みんなに食べさせてばっかりいちゃだめよ、ちゃんと自分もお肉食べなきゃ。
父さんも、ほら、笑ってくれる人いなくなるんよ。寂しいでしょ。」

な~んて恩着せがましく言ってきます。弟君達もいるし、仕事もあるし、結構平気だと思うんですよね。

自分も大学の四年間は実家を離れていたので、家から出すことに何の抵抗もありませんが、でもいざ出す方の立場になった時をふと考えると

可愛いスプーンやお菓子や乾物、細々したものが入れかけの段ボールが私の勉強机にぽつんと置いてあったことを思い出してしまいます。

母が少しずつそこに送ってやりたいものを入れててくれたんです、きっと。

手術室から戻ってくることのなかった母と一緒に病院から実家に戻って、自分の部屋でそれを見た瞬間を今でも忘れられません。

なんだかんだと口をはさんだり、自分でしなさいよ、なんて言いながらきっと親って、そういうものなんでしょうね。

私もせっせといろんなものを送ってやっているような気がします。。。。。。。そんな日の足音が聞こえてき始めている今日この頃なのです。







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