お餅つき

今日は幼稚園のお餅つきでした。

もち米の蒸すあの独特の匂い。
あわただしい年末の風景が蘇ってきました。例の「プルースト効果」ですね。
おばあちゃんがチョイと握っただけで、面白いように親指と人差し指の間から、ニュッとお餅が覗いて、シュッとちぎる。
いとも簡単にしているけれど、やってみると熱いし、ひっつくし、切れないし・・・・
おばあちゃんの魔法の手。
そんなことももう何十年も前の話。
年末にお餅つきをしている家庭は、いったいどのくらいいるんでしょうね。
お餅をつくことができるのは、年長さんだけ。
年少と年中は掛け声の係りと丸める係りです。
年長さんになったらあの杵がもてるんだぞ、ときっと楽しみに待っていることでしょう。
年長さんは2年間待って、やっと杵が持たせてもらえるのですから、もうウキウキです!
この、「待つ」時間というのは、とても大事な時間のような気がします。
「待ち遠しい」気持ちって、なんなのでしょう、大人になってもやっぱりワクワクしますよね。
子ども用の少し小さめの杵を、初めて持ち上げるときの意気込んだ顔、持ち上げた瞬間のオットットと戸惑いの顔。
どうして子どもの表情ってあんなにころころ変わって、それでいてどの表情もあんなに可愛いんでしょうね。
小さなお餅を今日はもって帰ってくることでしょう。
ぜんざいにでもしましょうかね。

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