初七日

昨日義母の初七日を終えました。

昨年末、30日に義母が他界いたしました。
7年前にあと三ヵ月と宣告されてから、その日まで、義母はよくがんばりました。
義父もみんなも、それぞれができることを精一杯がんばりました。
ですから、みんな悔いはありません。
亡くなる一週間前から毎晩泊り込んでいた主人から、深夜3時の電話。
いつでも出られるようにと、寝る前に用意していた服に子どもたちを着替えさせ、義父と一緒にタクシーへ。
駆けつけたみんなに、もちろん声は出せませんが、確かに義母は気が付いていました。
みんなで手を握り、足をさすり、心で話をしながら静かに静かに時を過ごしました。
そして6時半。
静かに静かに息が消えてゆきました。
義父の強い希望で、皆さんには非礼を重々承知の上で家族だけというかたちで、通夜を行い、葬儀も家族葬を行わせていただきました。
葬儀社の方の「本来ならば、非礼となるところでしたが、年末ということで配慮というかたちとなりましたから、よろしゅうございましたね。」
という言葉に救われました。
私自身、年齢の割りに葬儀に出た数は多いほうですが、中心となって決めたり具体的に動いたのは初めてのこと。
改めて、戸惑うこと、有難かったこと、気になったこと、色々とありました。
感じたさまざまなことを次回からつら・つら・と書かせていただきます。
まずは、ご報告まで。
各方面の方々に、失礼が多分にあったこと、心からお詫びいたします。
できましたら、義父の気持ちをお察しいただいて、この出来事は読んでくださったかたの胸のうちにしまっておいて頂けたらと思います。
お心遣いもこの度はご辞退させて頂いておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

コメント

  1. ご愁傷さまでした。
    大切な人とのお別れはとても辛く悲しいものです。
    実母が亡くなった時にはまだこの仕事には従事していなくて全くと言っていいくらい葬儀の事は記憶にありません。ただ看病のために病院へ泊まり込んだ日々の疲労感はかなりのものでした。そんな疲労感と喪失感は葬儀を終えてから数日後から味わうことになりました。
    チーフさま。
    どうぞ悲しい日々でしょうがお母様との共にお過ごしになられた優しい日々での思いでがご家族で語られる日が訪れることをお祈り申し上げます。皆さまのお身体ご自愛下さいませね。
    チーフ様が感じられた事を記される日をお待ちしています。そしてその思いをご葬儀に従事する私たちが心に留め今後のご葬儀に生かすこと・・・それが亡きお母様へのご供養だと念じております。
    衷心よりお悔やみ申し上げます。

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  2. hayu様
    ありがとうございます。
    今日も義父と食事をいっしょにしていると、末っ子が爪楊枝をくわえて変なポーズをしていましたので、そういえばお義母さんは爪楊枝が必需品でしたよね~、なんて話をしていました。
    通夜の時もアルバムを見ながら昔話に花が咲きました。
    やっぱり、写真はビデオとは違ってすぐにひらいて見ることができるし、動きや音がない分なにかしらそれ以上のイメージというか、風景というか、懐かしさがこみ上げてきますよね。
    私はお嫁に来てまだ10年ですから、知らないことのほうが断然多いですけれど・・・
    でもこうやって、また一つ絆が深くなり、固くなっていくことを感じています。
    温かいお言葉、本当にありがとうございました。

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