職人技

 12月師走の月次祭

今日の備後一宮吉備津神社の月次祭はスペシャルオプション付き。今、令和の大改修が行われている本殿の中をイツメンさん達だけに、特別見学させてくださいました~♪

想像していたより、丁寧な見学で(笑)まずは今では貴重な檜皮葺(ひわだぶき)とは、という細かな解説からスタートし、一通り学習したらヘルメットをかぶって、いざ出発!

「写真はご自由に、どうぞ、でもSNSはご遠慮くださいね」ということでお披露目できないのは残念ですが、

薄く剥いで同じ長さに揃えた檜の皮を湿らせて、素手で重ね合わせては、口にくわえた竹の釘でひとつひとつリズムよく打って行くその技は、まさに職人!!

TVでおなじみのあの曲が自然と流れてくるようでしたよ、本当に。

1.2㎜ずつずらして重ねていくのですが、1.2を測るのではなく、まさに感覚だけなんですけど狂いのない細やかな地道な作業で、

もうそれを間近で見られただけで、メチャ得した気分。

足場がずっと組んであるので、今まで下から見上げたことしかなかった、屋根も飾りも間近で見れて、土壁で覆われていた全てを支える床下の柱の部分ともご対面。

へ~、ほ~、と感嘆符の連続でした。

50年前にも一度修復して手を加えておられたようですけど、その頃に比べたらいろんな技術の進歩や歴史的背景の調査も進んでいるのでしょうね、

より丁寧で、より昔に忠実に、そして残せるものは出来るだけ残すというやり方で行われているようです。

完成は令和4年。そりゃこの細やかさじゃ、まだまだかかるよね、と思いつつ、ふといやもうあと一ヶ月で令和3年じゃん!でもありまして

はい、皆さまくれぐれも手洗いうがい、ソーシャルディスタンスでこの12月を駆け抜けましょう!




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