カルピス

「ねぇちゃん、ちょうどいいよ、このくらいで。上手だね、作るの。」
「そ～お、ありがと。」

な～んて可愛い会話は昨夜のこと。

私の留守も続いて、それぞれがみんなよく頑張ってくれているので、かぁさんはちょっとみんなを喜ばせたくて、何年かぶりにカルピス希釈版を買って帰ってやりました。

１本で１５杯分、３６８円という値ごろ感にも惹かれたのですけどね＾＾；

我が家では、麦茶が定番。冬でも毎日、夏になると朝晩２回沸かして作ります。ジュースは何か特別な日、の為です。

幼い頃はもっと徹底させてジュースを飲ませなかったので、人様のおうちにいくとグビグビ飲んじゃうというお恥ずかしい思いもしましたが、ジュースがあるのが当たり前になると、身体にもよくないというのもあるけれど、人生の喜びも半減しちゃうと思いません！？

最近じゃ、いつでもどこでもジュースが当たり前で、フリードリンクで飲み放題、もごく一般的になってしまいましたねぇ・・・・・・

以前は夏に実家に帰るとカルピスが頂き物でよくあったので、もらって帰っては子ども達が嬉々として作って飲んでいたものですが、最近はカルピスの頂き物も少なくなり・・・・・

今夜はカルピスあるよ、って試合から帰ってきた中三長男に声をかけると、「よっしゃ、やった！！」ですって♪かぁさんも、よっしゃ！！ってガッツポーズ＾＾

こっちが多いあっちが少ないと作ってたよね、とか、冷蔵庫にカルピスあったらなんか幸せだったよね、とか、子ども達も幼い日を思い出したようで、わいわい言ってます。
その当時用意してやった三人三様の色違いの柄の長いスプーンをちゃんと出してきて、クルクルかき混ぜてましたよ。

やっぱり、カルピスっていいなぁと。氷を用意して、そ～っと入れすぎないように用心深く原液を注いで、お水をこれまた平等になるようにそ～っと注いで、かき混ぜるとチリチリンって氷のいい音がして、、、、、、こっそりちょっと味見して、、、、、

その順序を踏んでいくあの甘い時間が、出来上がった瞬間のあの笑顔に繋がるんですよね。

ペットボトルから直接飲むのもためらわれていたはずのあの時から、考えてみればほんの１０数年ほどでしょう。

今じゃ、老いも若きもペットボトルを持ち歩く時代。

おうちで過ごす時くらいは、こうやってお気に入りのグラスとスプーンを用意して、時間をちょっぴりかけて飲むのいいものですね。