これも消費税?

我が家マンションの真向かいのおうちが、取り壊され始めました。

古いけれど表と裏に小さなお庭もあるしっかりとしたおうちです。越してきてこのかた、人の出入りを見かけたのは年に二回の庭師さんのみ。

おそらく住人はいないけれど、手入のためでしょうね、庭師さんだけは定期的にきちんとこられ、おうちに風を通し、そしてまたいつものひっそりとしたお家に戻ります。

そのおうちの両隣も、それぞれ数年前に更地となりそして駐車場になりました。地方の都市の駅周辺。そんなところがたくさんあるのではないでしょうか。

このおうちだけだなく、何だか3月に入って、やたらあちこちおうちが取り壊されているような気がします。壊すにも費用がかかるわけで、8%になる前に、消費税アップを機に!?処分しておこうと重い腰を上げられた方が少なくないのかなぁ・・・・なんて。

今朝はそのおうちの台所とおもわれるところから、ザッパザッパといろんなものがトラックに投げ込まれていました。

洗濯物を干しながら、その様子がどうしても目に入って、とっても切なくなりました。

住人の姿すら見たこともないのですが、今投げられたお盆一枚にも、ガラスをはずしているその額ひとつにも、たくさんのたくさんの物語がつまっているんでしょうに。。。。。

主のいなくなったもの言わぬモノたち。。。。。。

いずれ処分されるものとはいえ、主と縁のある人の手によって処分されるのと、見ず知らずの人に処分されるのと、思い出を語ってもらいながら処分されるのと、物的価値があるかないかで処分されるのと。。。。。。とかいいながら

一つ一つ語っていたらきりがないわけで^^;モノのそのほとんどが、ザッパザッパと処分されるのが普通なわけですよね。

かくいう間もなく我が家のおもちゃ達も、さすがにもう要らないでしょ、と容赦なく処分されるんですけどね。

でもなんだかその古いおうちから、見えるその光景が、おそらく日本中に起こっている光景なのではと思えてしまってねぇ。。。。

母方の実家にて、「このあたりの家のほとんどがどんどん空き家になる一方よ。みんな施設か病院よ。子どもらは、出たきりでここに帰ってくることはないじゃろう。」という叔父も、息子に子どもがいないのでいつかは100年以上経つ家屋敷が、見ず知らずの人に処分されることになるのでしょう。。。。

見てしまうと、本当に切なく辛いです。見なきゃよかった。でも見なくちゃいけない現実でもあります。








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