思い出して・・・・

阪神淡路大震災から19年が過ぎていきました。

申し訳ないことなんですけど、人間の記憶なんて曖昧なもので、何年目になるのか調べなければ即答できなくなっています。

成人式のニュースを聞くと、もうすぐだな、といつも思い出すのですが、今日がその日だったということを、正直私、今朝まで忘れていました。

学生時代四年間暮らしていましたし、親戚も神戸や大阪にいます。親しい友人達もたくさんいて、この震災で大学時代のクラスメイトを一人失いました。

それでも、この有様です。

ヒロシマに住む私たちは8月6日を決して忘れることはありませんが、他県の方はそれほどまでではない方も少なくないと思います。

東北大震災の時ですら、西へ行けば行くほど意識の差が大なり小なりあることを実感することがあり、そんなものなのかしら、と残念な気持ちになったものです。

でも、当事者や関係者以外の人の意識は年数が経つにつれて、記憶が薄れるのは自然なことでもあるといえます。

母の命日ですら、20年以上経つと、うっかりそうそう、明日だよね、なんて慌てることがあります。

良い意味で、時が記憶を浄化してくれることもあるわけで、薄れゆく記憶がいいとも悪いとも言い切れません。

でも、毎日毎日ずっと思い続けていなくても、やっぱりその日、その時に、ほんの数秒でもいいから、思い出してそっと目を閉じることができる人でありたいものですね。

何かのきっかけがあれば、みんな思い出すはずです。そのきっかけをメディアが作ることもとても大事な役目の一つでしょう。

FBなどでもいろいろな投稿やシェアも広がっていますね。よい使い方さえすればとても有効なきっかけ作りになりますよね。

ごいちゃんに、ごめん忘れそうになってたよ、ホントごめんね、なんていいながら話しかけてみる、お月様がまん丸い夜空です。






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