末っ子事情

「なんか、この夏みんなでどっか行く、みたいなイベントは、特になし??」

末っ子ちゃんのぼそり、を聞いた時に、あぁ、私自身が末っ子で、いろんな不憫!?な思いを体験したから、絶対末っ子にはそんな思いをさせまいと思っていたのに

同じ思いをさせていたんだ・・・・と気づかされた私。

長男長女の写真って、恐ろしく多いでしょ。恐ろしく同じアングルが何枚も何枚も。

私末っ子で、小学生になるかならないかの頃、姉二人のアルバムを見つけてしまい、あまりにもの差に、泣いて泣いて、ナント姉の写真もビリビリ破いちゃったんです。

ほのかにその自分の姿も、奥の客間の縁側の風景も覚えています。

写真の量=愛情だと、その時は思っちゃってたんですよね。しかもその写真の姉二人はやたらお揃いの服を着ていたり、車でお出かけをしていたり、旅行に行っていたり

その時の私には無い日常が繰り広げられていて、もうショックでショックで。

祖父が亡くなって、父は学校をやめなくてはいけなかったり、一番家の中が大わらわの時に生まれた私なので

致し方ないことは今となれば判り過ぎるほどにわかるのですが、当時の私は「やっぱり私は要らない子だったんだ、男の子じゃなかったから、喜んでもらえないんだ。」

みたいな、ひねたことを思ったりしたんですよ^^;

「私は絶対、下になればなるほど、写真をいっぱい撮ってやるんだ!そしてコメントもつけてやるし、記念のあれこれも、ちゃんと取っておいてやるの!」

と、心に決めたんですけど・・・・やっぱり量の差はあります^^;

でも、三人それぞれにちゃんとアルバムだけは中学校はいった頃まで、ちゃんと作りましたよ!

だんだんにおかずが地味になっていったり、お出かけも減ったり、いわゆるみんなで家族団らんみたいな時間が無くなっていって

気楽でいいわ~、部屋も広くつかえていいわ~、トイレや洗面所も待たなくていいわ~と、思いつつ

やっぱりどこか寂しかったことを、思い出し、子どもの間は何かと損だと感じてしまう末っ子事情を痛いほどわかるだけに

母、大急ぎでアレコレ企画しました(笑)下には甘い、と言われてもいいんです。甘いの大好きですから下は!!

でも、限度や事情はよ~く解ってますから、それなりに。

自分は末っ子ではなく末っ子がおられるご家庭の皆さん、時には末っ子事情も汲んでやってくださいませ<(_ _)>





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