夏の終わり


まだまだ残暑厳しい毎日ですが

先日ツクツクボウシが鳴いているのを耳にして、あ~夏も終わりに近づいたな、と。

そして昨日高校野球が幕をおろし、あ~夏が終わっちゃったな、と。

沢山の筋書きのないドラマを私たちに魅せつづけてくれた彼らですが、残酷なまでに、ゲームが終ったらもうチームは即、解散です。

次の新チームに、バトンを渡します。

二年生や一年生は勿論まだ続きますが、「三年生ともうプレーが出来ないと思うと・・・・」と泣きじゃくる後輩たちの言葉の通り

何時までもいつまでも同じメンバーでプレーをすることは叶いません。

よく言うバットをペンに握り替えて、勉学に励まざるを得ない現実が待っています。

ごくごくほんのわずか、一握りの選手たちはそのままグランドの隅で自主練を続けることも出来ますが

大学に入ってみたら、ものすごい人たちが全国から集まってきていて、レギュラーが当然だった今までとは違う現実を突きつけられる、という事実も待っています。

世界が小刻みに変化しながらだんだんと広がっていく十代から、終焉を迎える平均寿命の八十代まで

ずっと、誰も、同じではいられません。

あの頃はよかった、と時に思い出を共有し合うのは楽しい時間ですが、 これからを語り合える関係を持っている人は

もっと楽しく、より豊かな人生になるように思います。
 
明日からしばらく、沢山の思い出話と共に、沢山のこれからを語り合ってきます。

次は月末に、またここでお会いしましょう。

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