ピアノソナタ
「ベートーヴェンピアノソナタの一巻持ってたら、貸してくれない?」
奈良にいる姉からメールがありました。息子が大きくなって、習っていたヴァイオリンを辞めたのでその代わりに?去年から自分がピアノを再開したそうです。
久しぶりに楽譜の棚を開けて楽譜を引っ張り出しました。う~~んベートーヴェンのソナタなんて20年ぶりに広げたかも。
懐かしい先生の文字が目いっぱい書き込んであります。私の習っていた先生の字は独特で一目でわかるのです。
昔の私の文字で小節に番号が振ってあります。あぁ、確かこれは福コンのときねぇ。これはピティナだったかなぁ。教育連盟もあったよなぁ。
ベートーヴェンのピアノソナタと言えば避けては通れない課題曲の王様ですからね。
思い起こせば、まぁ毎年毎年いろんなものに、よく出させてもらってましたっけ。
先生の声がなんだか聞こえてくるようです。厳しくて地元ではチョー有名な先生でしたが、先生の拍手を見れば、出来栄えがどうだったか一目瞭然。
身を乗り出して高い位置で拍手をするか、中くらいのところか
深く頷くか、何もしないか^^;
母に、先生の拍手の位置見といてね、なんていって舞台に立ったなぁ、と楽譜を開くといろんなことが蘇ってきて胸が熱くなりました。
子どもの頃は、、自分がピアノが好きかとかいうより、 どこか親に喜んでもらいたくて、誰かに褒められるのが嬉しくて、すごいね!って言ってもらいたくて、そのことが先にあったような気がします。
娘や息子たちも、きっと私を喜ばせたいとか、がっかりさせたくないとか、そういう思いは大なり小なり持っているのでしょうね。
親の期待を過多に感じさせてはいけないと思いますけど、期待されていると感じることもある意味大事なようにも思います。バランスでしょうけどね~!
今の私なら、あの頃とは違う想いでピアノと向き合えるのかもしれませんね。って弾く時間ないですけど^^;
あと二年もすれば、復活~~~もいいかもね、と思ったソナタとの再会でした♪
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